モバイルビジネス研究会、話し合いにほとんど進展もないまま各キャリア任せで終了

モバイルビジネス研究会、今後は「活性化プラン」として議論(ケータイWatch9/18)
「モバイルビジネス研究会」第10回会合:販売奨励金分離、SIMロック解除、MVNO推進──最終報告書案を提示(ITmedia+Dモバイル)

「モバイルビジネス研究会」の最後の会合となる第10回会合が開かれ、総務省側からは報告書最終案が示されたそうな。

リンク先記事の内容を勝手に要約しますと、

「ケータイ料金からの端末代金(インセンティブ相当回収分)の分離はした方が良いもん。でも各キャリアが自主的にやってね、もしダメならおら文句言うもん。導入目処は2008年度で各キャリアが部分的にでも導入するんだもん。その影響を判断して2010年頃に結論だすもん。」

「インセンティブ、続にいう販売奨励金は見直したほうが良いもん。どうなっているのか明確にして、インセが少なくなると良いんだなぁこれが、って思うんだもん。」

「SIMロックは解除しても使えないキャリアもおるし、とりあえずは今のままで結論は2010年ぐらいにするもん。 」

「MVNOについては、とりあえず既存キャリアはMVNOの標準となる料金プランを公開しとけ、ってな感じだもん。」

みたいなことになったらしい。

とりあえずあれだ、何の為の話し合いだったんだべね。
話し合いは双方かみ合わないまま結局はキャリア任せ、いちおう方向性は示したがそれも希望でしかない、おまけにキャリアへの提言は随分とトーンダウンした形に終わってしまったと。
このようなぬるいやりかたでは携帯3キャリアがそれらへの取り組みを積極的にやるとは思えない。
とにかくガッカリの一言です。
まぁモバイルビジネス研究会へのガッカリ感はもう仕方ないので放置するとして、

インセ分の分離とインセ縮小への流れは既存のビジネスモデルを覆すことにも繋がりますのでね、簡単にはいかないことはわかりますが、ユーザーとしてはその辺りを明確にしてもらって選べる権利ってのは欲しいんですよ。特に1つの端末を長く使うユーザーやハイエンド端末なんかを必要としていない人なんかはね。
ということで各キャリアにはその辺りの選択肢を本当に設けてもらいたい、そしてそれを既存プランと同じレベルで並べて欲しいものです。

SIMロックについては、ケータイの規格を全て統一するか、あるいはW-SIMみたいに通信モジュールを内包した形でモジュール形状を同一のモノにするかしないと無理だべ。
まぁW-SIMも差せてW-CDMA方式とCDMA2000 1x方式の両方の通信モジュールを内包した端末なんかを投入するという考えもありますが、それはあまり現実的ではないですしね。
ただ選択肢として、SIMロックフリー端末というのはあっても良いと思う。その分価格上乗せしてね。
んでコンテンツはもうPCというかフリーの使えばいいんだし、その辺りは可能性を残しても良いのではなかろうかと、思います。

MVNOについては、各携帯キャリアは早期にMVNO事業者への基準となるモノを作るべきでしょうね。
自キャリアの利益や通信確保のためとはいえ、そこまで拒否するのは違うでしょう。
まずは日本通信に対して、真摯に考えた上での返答をするべきではないかなと思うだ。

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