ネットの世界は玉石混合

今だからこそ、考えよう。(K-MAX BLOG 8/11)
子供にケータイを持たせるか?(モバイルつれづれ日記8/7)
学校裏サイトで、今何が行われているのか~子どもとケータイの闇(ITpro7/27)

K-MAX BLOGに気になる記事が載っていた。
近頃テレビでも報道されている『学校裏サイト』についてのことだ。
あっちにコメントを残すのも手だったが、激しく長くなりそうなことと、おららしくはないが子供へのメッセージも兼ねて記事にしてみようと思って今これを書いています。

私は常々、子供には制限無しのネットを利用させるべきではないと考えています。PCでもケータイでもね。
インターネットというものは使い方次第でいろんな知識を得たり生活を豊かにできたりするとても役に立って便利なモノですが、それはあくまでそのようなことが可能であるということでしかなく、ネットにあるモノの全てが安全とは限らない良いモノも悪いモノも一緒くたに存在する玉石混合であるわけです。

まぁ正直言って、今時の子供は昔の子供よりもすごいと思うよ。
昔の子供よりも知識は豊富だし、昔の子供と違ってPCやケータイも使いこなせるし(というか昔はPC自体があまりなかったし)、中には怪しいことやエッチぃなことや危ないことも知っている子供もおることでしょう。
でもね、それを見分ける目という意味では、今も昔も子供には大差がないとおらは思うわけです。

まぁこういうことを言うと子供や学生さん達から「いやいや、大丈夫だから、わかっているから」と言われたり思われたりするかも知れませんが、でも「そうか、気をつけなければ」ではなくそう思うこと自体が危ないのよね。
それは振り返ってみればわかるはず。

昔の自分…小学生の頃、保育園の頃の自分を今の自分からふりかえってみて、とても利発で隙もなく賢く危ない部分もない存在だっただろうか?
その時自分では自覚はなく完璧なつもりでも、今ふりかえってみればその頃の自分の幼さや理解度の低さというものを実感することと思う。

おら自身もそう、自他供に認める利発で頭の回るお子様な『りうかver保育園』だったが、それでも何度も車にひかれかけたりということがあった。
いちおうちゃんと確認しているんですけどね、むしろ完璧に確認しまくっているわけですよ。
でも当時の身長では見渡せる範囲はやはり狭くて遠くまでは見通せず、また車側もちっこいおいらが横断歩道を一人でヒョコヒョコ歩くものだから気付くのが遅れたりもしたわけです。
今にして思えば「あぁ…知らない大人のそばを歩いて歩行者アピールをし、イザとなったら盾にするべきだった(=ω=」と悪どいことも考えるわけですが、当時のりうかver保育園にはそこまでは考えられなかったわけです。まぁそんなもんだ。

こういうことは誰にでも思い当たることがあるはずです。意外に人生ってそんなもんの積み重ねだったりもするはんでね。
そしてそういうことは、大人になっても何度もあるわけです。
保育園の自分は小学生の自分には幼く見え、小学生の自分は中学生の自分からは危うく見え、中学生の自分は高校生の自分からは粗が見え、高校生の自分は社会人の自分からは隙だらけに見える、そういうものなのだと歳を経てようやく認識できるものなのです。
と同時にそれは、知識として知っていてもその場では実感を伴わずに役立つことがとても少なく、ほとんどの場合には自身や近しい人がその犠牲者となった時に初めて実感できるモノだったりもするのです。

だからネットの情報を安易に信じてはいけないし、ネットに安易に個人情報を載せてはいけないし、ネットだからと無責任な行動や言動をしてはいけないわけです。

とは言うものの、ケータイに関する部分では子供よりも親の責任が重大だと思う。
子供に持たせているケータイは通話の為のツールであると同時に、メールもネットもできる存在だとちゃんと認識するべきです。
そして自分がわからぬモノを安易に子供に与えるべきではないのですよ。

子供にそんなものを与えれば、そりゃできること全てを試したくはなりますわな。
そしてケータイなどの利用についてのちゃんとした教育を親がしていなければ、自由と無法を取り違えた状態に行き着くことも想像に難くない…単なる陰口もみんなで集まり安易にそれに乗ったならば、言われた側には耐えがたい凶器へと変わるものです。
その辺りをしっかり理解しないで知る努力もしないでケータイを買い与える親が大量に存在すること、それが一番の問題でしょう。

今時のケータイの多くは通信や通話に規制を掛ける事が可能です。
それらをちゃんと設定してこそ、初めて子供がもっていても危険が少ないケータイとなるわけであり、それをしないでケータイだけ持たせるのは犯罪やトラブル等を助長しているだけでしかありません。
卑しくも親と呼ばれる存在であるならば、子供の為にケータイ端末に規制を掛け、その理由をしっかりと子供にも説明し、当然ながら自身も理解した上で子供に持たせる必要があるのだと、全ての親御さんには知ってもらいたいと思っています。

1件のコメント

  • SECRET: 1
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    子どもの頃の自分を振り返ると、本当に自分でも何であんなことがわからなかったんだろうとか、どうしてあんな変な行動にでたのだろうとか、驚くことばかりです。
    今回の内容にはとても共感します。

    まあ私の場合、昨日の自分の言動にさえ赤面と後悔することがしょっちゅうなので、一般的な感想ではないかもしれませんが…

    もちろん習うより慣れろで子ども自身に失敗を通じて学んでもらうことも重要ですが、保護者や指導者のコントロールがきかない状態の接続環境を与えるのはまずいでしょう。
    うまく技術的に接続可否のコントロールができれば良いのですが、インターネットは所詮抜け道だらけというのがあたりまえだから難しいかも。

    学校のパソコン教室や両親のパソコンからアクセスするだけじゃ子どもたち不満かな?
    (中学生の頃の自分に聞いたらやっぱり『不満じゃ』とこたえるだろうな…)

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