八戸三社大祭の前夜祭に行ってきました 気になった山車編1

未だじさまの店の後片付けが終わらない状況で、今年は大好きな虎舞をコッソリのぞき見ることが絶望的なおいらですが、それでも子供を連れて八戸三社大祭の前夜祭にはなんとか行ってきました。
ということで、とりあえず気になった山車をご紹介。

今年個人的に一番気になった山車は、六日町附祭若者連の「福徳七神 蕪島の舞」です。
七福神をベースに八戸の観光名所の蕪島のニュアンスを激しく入れまくって大胆アレンジをした山車、これはなかなかの見ものです。

何が見ものってあれよ、でっかいウミネコに七福神が乗っちゃっています(@▽@♪
八戸三社大祭の山車は歴史物や伝説物、中国物やスーパー歌舞伎物、昔話物などいろんなモノがあるのですが、各山車組ではそれぞれで取り上げた題材を元にいろんな解釈で山車作りをするわけです。
そういう意味では七福神を取り上げることも八戸の蕪島を取り上げることも珍しくはないのですが、今回の六日町附祭山車組の山車はある意味チャレンジとも受け取れるほど大胆にでっかいウミネコに七福神を乗せてしまった意欲作と言えます。

もうあれだ、気持ち良いぐらいに七福神が乗っているのよね。
もうこれは目出度くない理由が無い!むしろ目出度いと階上岳に向かって叫ぶべきです!!
と意味不明の思いを抱かずにはいられないほどにおらの心をガッシリ鷲掴みにしてくれました。
そりゃもう七福神も笑顔しまくりね、日本でもウミネコに乗れるのは八戸三社大祭の山車ぐらいですからね。
これできっと七福神も気を良くして八戸の景気が回復するに違いない…と思いたいよね…イヤ、ホントに切実にさ…

もちろん大きなウミネコだけでなく、小さめなウミネコさんもあちこちに飛んではる。
ちと話は変わりますが、八戸では海だけでなく、川にも田んぼにもショッピングセンターの上でもウミネコはわんさかおるわけです。渡り鳥なのに冬も八戸に居続ける居残り組のウミネコもぎょうさんおるわけです。
だから八戸市民にはこのウミネコ尽くしはなかなか微笑ましい光景なんですよね、八戸市民以外は蕪島に行くと恐怖を覚えることもあるらしいが(実話)。
山車の作り方としても面白いですな。ウミネコを固定しているのは昔よくあった潮山車の水しぶきを表現していた棒の先に銀玉ついたヤツのアレンジのように感じた。

見返しの部分も思いっきり蕪島です。
歴史物なんかでは正面と見返しで違う情景を描いたりもするのですが、この山車の場合は正面は近年の見開きせり上がりの潮山車で、見返しはせり上がりがなくても見栄えがよいデザインとなっており、狭い道を運行する時(八戸三社大祭の大型山車は広い道では横にも上にも広がるが、狭い道では箱型にトランスフォームするのです)でもけっこう魅せる表情をかもし出しそうです。

まぁ正直言うと、今年の山車は一般ウケするような豪華なモノが多かったのですが、新しさというか個性が際立ったモノは少なかったように思います。
その中でも今回の六日町の山車はかなりオリジナリティーが際立っており、秀作どころか個人的には最優秀作でも良い程の出来栄えだと感じました。
やっぱりあれだ、個性って大事なのよきっと。

▼参考リンク▼
威容 お披露目(デーリー東北7/31)
八戸三社大祭「お通り」で開幕(Web東奥8/1)
八戸「まつりんぐ広場」オープン(Web東奥8/1)
八戸三社大祭が開幕(デーリー東北8/1)
吹上山車組が最優秀賞/三社大祭(Web東奥8/2)
今井さん最後の三社大祭山車制作(Web東奥8/2)
北国の夏 熱く燃える/八戸三社大祭(デーリー東北8/2)
吹上山車組が連覇(デーリー東北8/2)

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