言ってることはわかるがやはりスーパーボーナスは…

割賦販売が100%になったら、SIMロック解除も検討しうるが──ソフトバンク孫社長(ITmedia+Dモバイル2/9)

リンク先記事でソフトバンクの2007年3月期第3四半期決算発表における孫社長の発言などを取り上げてはる。

おらは基本的にソフトバンクというか孫社長がとにかく大嫌いな生き物なんです。今までもヤフーBBや買収後のテレコム絡みで友達やら知り合いやらから相談やら受けてきて、そのたびに「なんでソフトバンクは新規獲得には積極的なのに、既存ユーザーへのサポートが下の下なんだろう…釣った魚に餌をあげないとかいうやつかしら(=ω=」などと思った経験がありまして、どうにもこう気をつけないと騙される思考が抜けません。
でも今回は珍しく、そんなおいらからみてもけっこうその通りだなと思った。ただ1点、割賦販売の辺りを除いて。

孫社長が「「端末は購入者に正当な代金を支払っていただき、通信料金は安くする、その世界的に一般的な売り方にしたい」と言っている辺りはおらも良いと思う。
ある意味ウィルコムも同様の考え方でやってるしね、その最たるモノがインセが0と言われるW-SIM端末だし、その方向性というか意思はおらも大賛成。

でもだからとインセ無しが全てにおいて良いと言うつもりもない。
インセンティブモデルだと高性能端末が安く買えるというメリットはある。
それは同時に1年未満で機種変するようなユーザーが得をするという意味であり、1つの端末を長く使い続けるユーザーほど馬鹿を見るということでもあるのだけれど、思いもよらない故障や破損などで端末購入を余儀なくされる場合には端末を安く購入できる選択肢があって重宝するという面もたしかにある。
だからその辺りをふまえてユーザーが理解してインセありとインセなしを選べるプランの提供、ということが大事なのだと思う。

ただね、おらに言わせりゃ、新スーパーボーナスはインセなしではないのよ、やっぱり。

だってね、料金的にインセ分は徴収しているはずよ。
とりあえず旧ボーダプランやブルーやオレンジは確実にインセ徴収できているプランです。まぁそういうプランですからね。
ホワイトプランだって冷静に見ればね、ドコモのタイプSS(3780円)にファミリー割引(基本料25%OFF)と新いちねん割引(1年目基本料10%OFF)を適用して無料通話分(1050円)を引いたもの(1407円)と大差ないわけです。無料通話分の1050円上乗せがないだけでね。
つまりソフトバンクモバイルの料金プランはインセンティブモデルでないという理由がない、強いて言えばホワイトやゴールドに音声定額時間があるのが理由とも言えますが、それだって24時間音声定額ではないのだからLOVE定額とどっこい(あるいはそれ以下)の代物です。
だからソフトバンクモバイルの料金プラン的には、確実にインセンティブは徴収しているはずです。また徴収しなければ新スーパーボーナスの割賦を割引する特別割引だって出てこないはずですから。

その上で新スーパーボーナスってのは、短期解約者の逃げ道を防いだだけです。
新スーパーボーナスを使わないなら原価で端末買えと、もし新スーパーボーナスに入ったら途中で逃げたら残りの代金払えよと、そういう意味しかありません。

もし本当にユーザーの不平等を無くすのであれば、特別割引とかもやめてインセンティブ徴収をやめて料金安くすればいいのよ。
割賦なり端末原価一括払いなどで端末代の不公平は無くせたはずなんだからね。インセ分を徴収している限り、1つの端末を長く(2年以上?)使い続けるユーザーは損しますからね。

だから結局はあれよ、
ソフトバンクモバイル本体というか孫社長はまたズッコイこと言ってるなと、そう感じたわけです。
その辺りを改善しちゃえばもう誰も文句言えないのにね。

なんか微妙に話がズレたな。
キャリアはインセなしをするなら騙しなしでやって欲しいし、その選択権をユーザーに任せて欲しいなと思うわけです。

あとやっぱり孫社長は嫌いですΨ(=ω=。

▼参考リンク▼
ホワイトプランが財務に与える影響を試算してみる(今日の一言[AIR-internet-EDGE]2/7)

コメントを残す

%d