六ヶ所再処理工場、第3段階への条件満たしたと県に報告

核燃再処理工場試運転の第3段階条件満たす(デーリー東北1/16)

六ヵ所村再処理工場のアクティブ試験が第3段階に進む条件を満たしていると評価して青森県や六ヶ所村に報告されたそうです。

とりあえず覚え書きです。

以下リンク先記事のコピー。

▼タイトル▼
核燃再処理工場試運転の第3段階条件満たす
▼本文▼
日本原燃が青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場で行っている試運転(アクティブ試験)について、経済産業省原子力安全・保安院は十五日、安全性などを確認したとして第二ステップから次の段階に進むための条件を満たしていると評価し、青森県や同村に報告した。
 原燃は地元の理解を得てから第三ステップを開始する方針。三村申吾知事は「報告を受けたが、私どもでも分析したい」と述べ、今後県議会や市町村長、県原子力政策懇話会の委員らから意見を聞いた上で、第三ステップを認める判断をする考えを示した。今月中にも判断するとみられる。
 三村知事は保安院からの報告後、県議会の成田一憲議長を訪ね、十九日に議員説明会、二十五日に質疑を行う議員全員協議会を開催するよう要請した。
 県議会は十六日に各派代表者会議を開き、正式に日程を決める。
 保安院は、昨年八―十二月の第二ステップ期間に工場外に放出された放射能量や、設備の性能、安全性などに問題ないと評価。十五日に開かれた総合資源エネルギー調査会の安全小委員会でも、第三ステップ開始に異論はなかった。
 県庁には保安院の薦田康久審議官が訪れ、三村知事に評価内容を報告。
 また原燃の兒島伊佐美社長も知事を訪ね、第二ステップでは体内被ばくのようなトラブルが起きなかったことを強調。「第三ステップまでに直さなければならない不適合八件は確実に処置する」と述べ、理解を求めた。
 これに対し、三村知事は「報告は承った」としたが、判断時期には言及しなかった。
 一方、古川健治村長は村役場で報告を受け、「第二ステップまでが重要な節目と認識している。村議会の議員全員協議会でも説明してほしい」と国に要請した。同協議会は二十三日に開催される見通し。
 五段階ある試運転のうち、国による評価ポイントがあるのは第二ステップまで。第二ステップでは、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)を初めて抽出した。第三ステップでは、もう一つの処理系統を動かす。
 試運転は、第一ステップで起きた体内被ばく問題の影響で、昨年三月末開始時に想定した行程より約二カ月遅れており、今年八月予定の本格稼働はずれ込む見通し。

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