保護されていたカミツキガメが引き取られるらしい
2006年12月16日
「世話します」カミツキガメ引き取られる…愛媛 伯方・松山南署(YOMIURI ONLINE関西発動物トピックス12/16)
愛媛県で捕獲され警察署で保護(飼育)されていたカミツキガメ３匹が、今治市内の会社員男性に引き取られることになったんだそうな。
引き取られるのは体長55cm2匹と体長30cm1匹で、会社員男性は元々カミツキガメ3匹を飼育していたらしく、今回の申請で環境省から新たに3匹飼育する許可を受けての引き取りらしいです。
リンク先記事には『個人に対するカミツキガメの飼育許可は全国初という。』という一文があり、一見すると新たに愛玩目的での新規の申請が受理されたかのような表現がされていますが、たぶんこれは間違いだと思います。
おそらく申請したのは新規の愛玩目的飼育許可ではなく、特定外来生物指定される前から飼育している場合の継続飼育を申請していたケースで、その飼育頭数の増減に関する申請を出して受理された、あるいはその飼育頭数増減に関係しての飼養等施設の変更の申請が受理された、ということだと思います。
てことは、飼育頭数が増えたことでの申請が個人で初めて受理された、ということなのでしょうね。なんか近頃読売の記事はすごい誤解を招くのが多いので困ります。
まぁあれだ、飼育する側も負担があるのであまり勧めることもできないのだが、特定外来生物の飼育許可を得ている人がこういうケースに出会ったならば、自分のできる範囲で良いのでできるだけ受け入れてあげて欲しいと思います。
おらもカダヤシを飼育許可をもらっておるわけですので、もし八戸周辺でこっそりカダヤシを飼育していてどうにもならんで困っている人がおったらこの記事に秘密コメントでも下され。できるだけがんばって引き受けます。
- りうか
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『個人に対するカミツキガメの飼育許可は全国初という。』という一文
の補足ですが、「愛玩目的」ではなく、「譲り受け、預かり目的」での飼育許可です。もう少し解かりやすく言いますと「里親目的」です。ここでいう里親とは、犬猫等で行われている里親とは若干違います。譲り渡す側は警察、自治体となります。個人間の里親ではありません。
外来生物法に則った扱いです。
「愛玩目的」と「譲り受け目的」２種類の飼育許可を得ています。
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いただいたコメントと記事本文、意味するところは違えないと思いますがいかがでしょうか。
読んでいただくとわかる通り、愛玩目的で初の飼育許可とも受け取れるのはリンク先の読売の記事であり、当方の記事ではそんなことは書いておりません。
まずその点は誤解無きように。
また個人間の受け渡しなどとはどこにも書いてませんぞい。
特定外来生物の譲渡は基本的に、既に許可を受けている人もしくは団体から飼育許可を受けている人もしくは団体への譲渡に限り申請を受ければできるはずよね。
んで今回のケースは個人が譲り受けると言うことを受けての「個人では全国初」ってことだべ。
別に警察は外来生物法違反で飼育していたわけではなくあくまで遺失物を預かっていたわけであり、当然警察が継続飼育できるはずもない、まぁ言うなれば譲る側がどうとかは読売もうち方でも言及してないわけです。
実際の申請をしていないのだとしたらわからぬことかも知れませんが、特定外来生物を施行前から愛玩飼育していた場合でも、飼育頭数の変更や施設変更等があれば新たに追加申請を出さないといけないんですよ。おらもカダヤシの頭数が変わったらやらねばならないし、別の施設で飼育するならそれも申請しなければならない。
その辺りの申請もしているだろうことは明白なわけでして、それを含んだ申請なくしては頭数増加での飼育許可などは下りないわけです。
もしかしたらそれを『譲り受け目的の飼育許可』と表現しているのかも知れませんが、扱い上は既に飼育許可を受けている人や団体等の飼育等数の増減扱いとなります。
譲り受けに伴う飼育等数の増加による変更申請と言うことはあっても、新たに譲り受け目的に飼育許可の申請をするということはないわけです。これは「譲り受け」だけでは飼育許可理由にならないことを意味します。
まぁいずれにしても、記事の内容と同じ様なことをコメントされても、こちらとしてもどうにも返答しようがありません。
リンク先記事にこのコメントをよせるのならばまだわかる話ですので、よかったらそちらにメールなりされると良いかと思いますぞい。