ザリガニ試食はいいけれど…
2006年8月27日
絶品!田んぼのロブスター 大崎・田尻でザリガニ試食会(河北新報8/25)
リンク先記事によると、宮城県大崎市田尻大貫の田んぼの用水路に大繁殖したアメリカザリガニを塩茹でと天丼にして食べてみたんだそうな。
参加したのは近所の住民や大貫小の児童ら15名ほど、約500匹のザリガニを用意したんだそうな。
気になるのは『ザリガニの増殖について「規制によって牛豚のふん尿の垂れ流しがなくなり、水がきれいになったことが一因では」と分析』という点、ちょっとこれは誤解を招くかも知れない。
ウチダザリガニはそこそこキレイな水、ニホンザリガニはキレイな水で生息するけれど、アメリカザリガニはけっこう汚い水でも平気なのよね。
腐った植物なんかが大好物、死んだ魚なんかも食べなくはない。
おまけにニホンザリガニと違って急成長して成体になって繁殖する、つまり条件さえそろえばアメリカザリガニは爆殖するものなのよ。
まぁあまりに汚すぎる水質からそこそこキレイにはなったのでしょうが…でないと臭くて喰えないかもしれんし…
でもやっぱりアメリカザリガニが生息するのはキレイな水とまではいかないはず。
それよりメダカやドジョウがたくさん暮らすような環境を目指す方が良いかと思うんだすけどね…
本来の日本の自然とそうでない自然の区別がつきにくい現在、ある意味人の意識も外来生物化してきているのかも知れませんな。