アクアリストの隠れた難敵「梅雨」

★この記事は1つのご提案6月後半のお題「梅雨」を受けての記事になります。★
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アクアリストには季節によって、楽な時期と難しい時期があります。
アクアリストにとって楽な時期、それは冬とその前後、
そして難しい時期とは夏場です。

水を温めることは容易いです。
ヒーターを繋げばすぐに水は温まり、移動時にもビニール袋を新聞で包めば1~2時間は平気です。
でも暑いのは困る、水を冷やす事は思いのほか難しいからです。

アクアリストが飼育する魚では熱帯魚も多いのですが、この熱帯魚、名前から考えれば高水温でも平気に思われがちです。
でも実際には熱帯地方でも河川の水温は30度に満たないことが多く、ほとどんの熱帯魚が水温30度になるとけっこうぐったりしてきちゃったりするわけです。
それなのに日本で水槽飼育をすると、夏場には水温30度越えも当たり前、魚などには厳しい環境。
その上水温が上がると酸素などが溶けにくくなり酸欠に陥りやすい、もう暑いとアクアリスト的には嫌な事ばかりなわけです。

そんな感じで、アクアリストはいつも夏場の水温降下策に頭を悩ませることになるわけです。

実際にはアクアリストが水温を下げようとする時、主に2つの方法が存在します。
■クーラーなどで水温を下げる
■気化熱により水温を下げる
の2種類です。

■クーラーなどで水温を下げる
クーラーなどで水温を下げること、これは今ではかなり容易になっています。市販の水槽用クーラーを購入し水槽に繋げば水槽の水温を下げる事は簡単ですから。
ただクーラーを使っての冷却には水槽1つにつき1つのクーラーが必要な事もあり、そしてクーラー本体の値段や電気代がバカにならなかったりと、実際には難しい部分があります。
そういうこともあって多くのアクアリストは、もう1つの方法に頼ることになります。

■気化熱により水温を下げる
水には蒸発する時に、温度を奪う性質があります。
これを気化熱と言います。
気化熱の力はかなり強く、古代エジプトではそれを利用し夜間に氷を作っていたとかなんとか…
そんな気化熱を利用し、アクアリストは水槽の水を冷やします。
とは言っても難しいことでもなく、扇風機などで水面などに風を送って積極的に水を蒸発させることで実現します。

これらの方法を駆使しつつ、アクアリストは夏などには毎日水槽のことばかり考えます。
夏日に仕事をしていると
あぁ…水槽大丈夫だべか…(=ω=;
と手元がおろそかになり、
真夏日になったなら
うあぁぁぁ…夜になっても水温さがらねぇ…orz
と眠れぬ夜を過ごすものです。

しかし実は、アクアリスト最大の難敵は夏ではなく、実は梅雨の時期だったりするのです。

暑さ的には夏の方が遥かに上、そりゃもう大変です。
でも実は梅雨の時期もけっこう暑い上に、雨が降るから湿度がすごい。
実は湿度が高いと水は気化し辛く、当然気化効率が下がる分だけ水温降下が進まなくなるわけです。
そう言う意味も加味して、実は目立たないけれどもアクアリストが気をつけるべき時期は、実は梅雨であるとも言えるのです。

ということで、アクアリストにとっての理想の地は北海道だったりするわけなんですな、これが(=ω=。

5件のコメント

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