揺れる六ヵ所
被ばく受け知事が原燃を厳重注意(Web東奥6/26)
三村知事が体内被ばくの再発に厳しく抗議(デーリー東北6/26)
知事、原燃に強い不満 体内被曝事故(asahi.comMYTOWN青森6/26)
再処理被ばく問題で臨時県議会(Web東奥6/26)
六ケ所村長に古川氏再選(asahi.comMYTOWN青森6/26)
六ケ所村長選で古川健治氏が大差で再選(でデーリー東北6/26)
村民の危機感、真摯に受け止める必要(asahi.domMYTOWN青森)
昨日投票が行われた六ヵ所村長選挙、その結果は核燃推進派の古川健治氏の大差での再選という結果に終わりました。
しかしながら、投票率は反核燃候補が出馬してきた1985年以降で最低、落選した梅北陽子氏の得票数374票は前回の反対派候補の得票数の2倍以上、という辺りもふまえると、少なくとも再処理工場に賛成しかねる村民が増えているだろうことも示唆しているのではないでしょうか。
それは言い換えるならば再処理工場への信頼が得られず、むしろ不信感を覚えさせるような原燃側の対応があることを如実に反映しているのだと思います。
その部分はやはり、原燃側も古川氏も真摯に受け止めるべきです。
また今回の選挙を反対派に着目して見るならば、小さなこだわりで危うく原燃側、推進派への既成事実を作る寸前まで陥った危機的状況だったのではないかと思えます。
そのことが少なからず投票数に影響を与えた、と考えるのは、当然とはいかぬまでも無理があるモノでもないと思えます。
そんな中で村外候補という圧倒的な不利を承知で梅北氏が立候補し、そして前回の反対派候補の2倍以上の得票数を得たということ、反対派の存在を示せたという意味では大きな勝利だったと言えるでしょう。
そう思う時、今回の選挙は反対派側にも真摯に受け止める点が多いと言えます。
今後の原燃側の対応次第でも情勢は変ってくるのでしょうが、いずれにしても現状の原燃側の対応に不満の声が少なくないことだけはたしかなのでしょう。
▼参考リンク▼
三村知事が「不愉快な気分でいっぱいだ」と発言(みどりうかブログ6/25)
六ヵ所村長選挙、現職の古川健治氏当選(みどりうかブログ6/25)