良くも悪しくも現状主流は文字媒体

★この記事は1つのご提案5月後半のお題「ブログのメリット・デメリット」を受けての記事になります。★
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ブログでもそうですが、私は常々現状のネットについて思っている事があります。
それは何だかんだ言いながらもネットの大部分が文字媒体であり、文字媒体であるからこそのメリット、デメリットから抜け出せずにいるのに、それを感じずにいる人があまりに多い、ということです。

近頃はブログの普及もあり、ネット上で自分の意見や考えを述べる場というものを持ちやすくなった時代だと言えます。
多くの画像を簡単に載せられ、サービスによっては動画を載せる事も可能になり一見すると文章などは時代遅れのようにも思われがちです。
しかし実際にはブログもサイトも、ネット上のサービスのほとんどは未だに文字による説明、表現が主流として存在しています。

文字というモノは情報伝達手段としてありふれた存在ですが、実は文字が文章となり書き記されたものを読み解く時には、その裏に多くの知識や経験といったものが存在して初めて本来の意味を得る、という面も併せ持っています。

例えばブログ、そのブログ上である製品についての批評があった場合、その記事を読むだけでは筆者の意図の全てを読み解けない場合があります。
文章には多かれ少なかれ省略された部分が存在し、その部分が共通認識でない場合は最初の内こそ説明なりの補足はされますが、それが長期に渡り投稿などが繰り返された場合には省略が進み、その一連のシリーズを通しての共通認識として存在し得ることがあるからです。

ですから文章のそのような部分を知る人は、その記事を見て良くも悪しくも興味を得たならば、その人の他の記事も見てその人の意図や訴えているモノを感じ得ようと努力をします。
そして以前の記事や関連記事を読み解く事で省略されてしまった部分を補う事が可能になり、より深く文章を理解する事が可能になっていくのです。

しかし残念ながら、多くの人はその最初に目にした記事のみを見て異論を唱えます。
それはあたかも駅の売店に並ぶスポーツ新聞の一面を鵜呑みにし、事実確認もせずに騒ぎ立てる行為に似ています。
そのような表面を舐めただけの理解では記事の本旨を読み解く事ができぬ事もあるのですが、残念ながらそのことすら気付かず踊らされる人が多いのが現状でしょう。

未だ文字媒体でのコミュニケーションが主流であるネット、そしてそこで主張する為には必要であるはずの文語力、それを有せず、かつその有していない事実に気付けぬ人が多く存在する事、
しかしながらそのことを知らせぬままに「簡単」の一言で多くの人にマナーも知らせず、言葉も教えれず、ただただ人数ばかりを増やしていくブログ運営のシステム、
それ自体が現在のネットにおける最大のデメリットではないでしょうか?

とは言うものの、ブログにも救いはあります。
それは一部の人同士の付き合いを忘れぬ者達の存在、そういう人たちとの出会いこそがブログの救いです。
現在のある種混沌とした状態の中にあって、わずかでもそのような人たちと出会えること、そのことこそがブログ運営の最大のメリットとも言えるでしょう。

数多くの苦痛の中に、わずかながら確実に存在する理解してくれる人達の存在、
数多くのデメリットというパンドラの箱に存在する友と希望、それこそがブログのメリットとデメリットの関係なのではないのでしょうか。

2件のコメント

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