原燃の臨時全社安全集会はただのアピールか?それとも改善が見られるのか?

体内被ばくで原燃が臨時全社集会(Web東奥5/31)
原燃の兒島伊佐美社長が作業員の体内被ばくで陳謝(デーリー東北5/31)

アクティブ試験開始からトラブル続きの再処理工場が協力会社や元請け、下請け会社含む計1850人を集めての臨時全社安全集会を開いたそうな。
そこで兒島伊佐美社長が多発するトラブルに対して「設備的な事案もあるが、マニュアルを順守していれば防げるものもあったのではないか」と社員達に呼びかけたらしい。

まぁたしかに、ある事故は作業員が本来開けるべきではない箇所を開けてしまって洗浄液が漏れたのよね。本来開けるべき箇所と本来開けてはいけない箇所の見た目上の差異がないとしても、まだ作業員のミスだとは言える。
ただそれ以外の事は作業員云々と言うよりも、作業方法や施設の安全管理に対する原燃側の甘さで引き起こされていると言えるでしょう。
放射能を体内に誤って取り込む可能性のある作業でマスクの着用を義務付けない、昨年漏洩のあった部品を点検せずに今年になってまた漏洩している、その事実を社長は真摯に受け止め、「設備的な事案が多くあるが、中にはマニュアルを順守していれば防げるものもあるのではなかろうか」ぐらいに自らのエリを正すような発言はできないものだろうか。

とりあえず報道を見る限りでは原燃の意識にはまだまだ甘さが多いようにも感じられ、これからも事故やトラブルが多発するのではという不安を感じずにはいられない。
扱っているモノがモノなのですから、もっとちゃんと考えた対応や発言を原燃にはして欲しいものです。

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