私の水槽に欠かせない『底面ろ過』

★この記事は1つのご提案5月前半のお題「欠かせないもの」を受けての記事になります。★
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私は何だかんだでけっこう長い間水槽をやっている。
俗に言うアクアリウムというヤツだ。
しかし私にとってのアクアリウムと、今流行りの一般のアクアリウムでは明確に違うところが1つだけある。
私のアクアリウムには、『底面ろ過』が欠かせない、ということです。

ろ過装置は水槽内の水をキレイにするための装置であり、また正確に言うならば水に溶けだすフンや食べ残しの餌などにより水が汚れることを軽減する、という装置になります。
しかし底床(底に敷く砂利)の中の水や堆積物は通常ろ過装置ではキレイにすることができず、底床内に溜まった物質によって水槽崩壊などの事件が起こることも少なくないわけです。

しかし唯一底床をろ材として使う底面ろ過だけが底床内をキレイにする効果があります。
このことは最新のろ過装置でも実現できない機能であり、他のろ過を利用している場合には底面ろ過を使っている以上の頻度で底床掃除をしないと水質を維持できないことがあります。

そういうことを私は長い水槽生活の中で体験し、今ではうちの全ての水槽が底面ろ過を導入しております。
通常の水槽はもちろん、普通は底面ろ過どころかろ過自体を使わない小さな水槽(2リットル未満)でも自作の底面ろ過で動かしています。
そうです、私の水槽にとって『底面ろ過』は欠かせないものなのです。

しかし哀しいかな、今のアクアリウムの主流は大きな外部ろ過とそれに使う吸着ろ材、さらに多めの水換えを組み合わせて行う飼育法です。
それは少しぐらい餌やりが多くても変な管理をしても問題ない飼育法であり、私が行う底面ろ過メインでの安定飼育とは別の方向なのです。
つまりおいらは異端なのさ(;▽q

しかし私はそれにめげずに、ひっそりこっそり底面ろ過での飼育を実践しています。
底面ろ過は私には欠かせないものだから、そして底面ろ過こそが永続利用でき、使えば使うほどに安定していく稀有な存在だからなのです。

▼参考リンク▼
多くの人にはただの砂利、でも人によっては宝の石(みどりうかブログ05/11/14)

10件のコメント

  • これは必需品です!

    ◆ 「一つのご提案」参加者の記事・NBさん:寄り道は欠かせない!・HIROさん:欠かせないもの・uminekoさん:私にとっていつも「欠かせないもの」・りうかさん:私の水槽に欠かせない『底面ろ過』今回は、一つのご提案5月前半のテーマ「欠かせないもの」にトラバ記事です。

  • 5月・・・なんか悲しい。

    5月になりました。担当NBです。よろしくお願いします。さて、私のテーマの決め方っていうのは、今までの傾向を見ているとなんとなくわかると思います。今回も例外に漏れずということで。つい前日、モーニング娘。に関しての重大なお知らせの発表がありました。その内容は、

  • SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    なるほど。
    水槽の中って繊細なんですねぇ~。
    図解のおかげで、底面ろ過の仕組みが良く分かりました。
    これだけこだわって水槽の環境を維持しているというのは、すばらしいと思います。

  • SECRET: 0
    PASS: a172bfcc2100e1e90d1e151d4c0be1ae
    こだわりと言うかあれね、
    昔は今ほど良い機材があまりなかったのよね。
    その時におらはある程度の飼育法の安定をみてしまい、今でもその方法で問題なく行えている、って感じ。
    まぁ一般うけしないんですけどね、基本ができていないとできない飼育法なので(=ω=;

  • 寄り道は欠かせない!

    【1つのご提案:欠かせないもの】私が移動する際に欠かせないもの。・・・それは、寄り道ですね~。毎度恒例の秋田~八戸の移動の際も、素直に「こまち」+「はやて」なんていうことをやっていたのは、秋田に住み始めて間もないころまでで、それ以降は、どこかしらおかし…

  • 欠かせないもの

    今回は「1つのご提案」の5月前半のテーマである「欠かせないもの」について書きたいと思います。欠かせないものというと、いろいろと思い浮かんできます。デジカメ、ケータイ、パソコン、インターネット・・・。しかし、それらをテーマとして書いたとしても、私らしくない

  • SECRET: 0
    PASS: 2c7a5a6bfa4b5baee3b981b7803c3747
    こちらにコメントするのはおひさしぶりになります。
    さて、今回の記事を読んで「底面ろ過って大事なんだ」って知りました。
    底面ろ過のサイトは見ましたけれど、私にはなかなか分からなかったのですけど、今回の記事のように図入りで説明してもらうと、確かに!って分かりました。
    記事中で気になったのが、

    > しかし哀しいかな、今のアクアリウムの主流は大きな外部ろ過とそれに使う吸着ろ材、さらに多めの水換えを組み合わせて行う飼育法です。

    とありましたが、これはなぜなんでしょう?
    底面ろ過の方が効果的であればコストに関わらず、それに取り組むのが趣味というか愛好家ではないかと思ったんですけど。

  • SECRET: 0
    PASS: a172bfcc2100e1e90d1e151d4c0be1ae
    何故底面ろ過がマイナーなのかってのはいろんな理由があるんすよ。

    底面ろ過の歴史は非常に長く、アクアリウム初期から存在していました。
    ろ過能力はトップクラス、導入コストも非常に安く、ランニングコストはほぼ0円ととても優れたろ過装置です。

    ただね、アクアリウムの基本ができていないと維持が無理な時がある。
    その基本は「適切な餌やり」「無理のないレイアウト」「状況に見合った掃除」などです。

    「適切な餌やり」
    餌やりの基本はあげてから5分で食べきれる量、1日の回数はその生き物にあわせて。たいていの生き物はそれぐらいで生きていくには十分な餌の量。
    それ以上は水質悪化の原因になり、底面ろ過を目詰まりさせて無理をさせる原因にもなる。

    「無理のないレイアウト」
    底面ろ過は砂利自体が吸い込み口なので、あまり置物をして砂利を覆わないようにするのが基本。
    まぁ底面ろ過をしていなくてもあまりにモノを置き過ぎると水流の妨げになって水質悪化しやすくなります。

    「状況に見合った掃除」
    掃除(底床掃除やろ過装置の掃除)頻度は餌やりや生体の量によって左右され、掃除が足らないと水質悪化に繋がり、掃除しすぎるとろ過が働かなくなる(微生物が少なくなりすぎる為)、とけっこうその加減にコツが要ります。また一度に全部掃除すると調子を崩したりもするので、一度に半分ぐらいにするのが基本です。

    本来これらはどの飼育でも基本なのです、水槽は水槽ないでのある種の自然のバランスをとる事が目的ですので、そこいらを考えながら維持するのがアクアリウムの醍醐味の1つなわけです。

    Butしかし!(二重表現)
    近頃はとにかくたくさん餌をあげて、見た目だけで水流を考えずにたくさんモノを入れて飼育する人が増えています。
    それを可能にしているのは、大きな外部ろ過(バケツみたいな水槽外に置くろ過装置)を使うことと、水換えを大量に行うことの2つの方法です。

    今は水の汚れを吸着するろ過材が存在します。まぁ冷蔵庫のキムコみたいなモノね。
    それでとにかく汚れを吸着しろ材交換で水質維持、また水換えを多くすることで汚れを水槽外にとにかく持ち出す、つまりバランスも何も関係ない飼育法が流行っているんです。
    まぁやってる人には悪いけど、考えなくていいですからね。お金がいっぱいかかりますが。
    アクアリウムの世界では、金を出して高い機材を利用すれば腕がなくても飼育ができる、という部分がありますので…(=ω=A;

    まぁつまるところ、水槽内でのバランスを取るとか、生体の為に良い環境を作るという意識がないアクアリストが増えており、見た目だけのインテリア的に始める人が増えているのも1つの理由です。
    そしてそういう人がたくさん金を使うので、そっちにメーカーも注力すると。
    その延長線上に熱帯魚の密放流などがあったりするのですが(密放流の多くはにわかアクアリストが飽きて捨てることが多い)、それはまた別の機会に。

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    なるほど、とてもよく分かりました。
    アクアリストの世界もお金をかければ良い(かどうかは別として)のができるのが当たり前の世界なんですね。
    確かにそういう方が流行してくれるとメーカーは助かりますし、もっとその方面で稼ごうという志向が強くなりますよね。
    本当の意味で生体にとって良いのは底面ろ過なわけですよね?
    創意工夫してやることよりも、安易にお金だけに頼ってしまう時代は、アクアリストも一緒なようですね。
    無論、りうかさんのような方もいればそうじゃない人もいるということは理解してますけど。
    補足ありがとうございました。

  • SECRET: 0
    PASS: a172bfcc2100e1e90d1e151d4c0be1ae
    他のろ過も良い部分はあるんですけどね、
    ただ一番誤魔化しが効かないのが底面ろ過、ってな感じでよろしく。

    ペット飼育で大別されるアクアリウムですが、犬猫を飼うのように人間社会に合わせ飼い方ってのはなかなかできず、むしろ園芸とかのように相手側の事情に合わせる感じなんすよね、本来は。
    しかし外部ろ過と吸着系の高性能交換ろ材の存在がアクアリウムを犬猫飼うように飼育する事も不可能ではなくしており、なんだかなぁと思う今日この頃です。

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