使用済み核燃料切断開始

再処理工場試運転開始「節目の日」(asahi.comMYTOWN青森4/1)
燃料の切断開始/試運転が本格化(Web東奥4/1)
立地要請から22年 無事故祈る六ケ所村民(デーリー東北4/1)
六ケ所に原子力機構事務所開設(Web東奥4/1)

六ヶ所再処理工場にて、使用済み核燃料の切断が始まったそうです。
今後、酸などの処理を経て、最終的にプルトニウムを取り出すことになります。
環境に排出される放射能、という意味では、今日この時から環境に排出され始めるということです。

ところで、青森県環境放射線モニタリングシステムというモノがあることを御存知でしょうか?
六ヶ所再処理工場と東通原子力発電所、そしてその周辺地域(むつ市、青森市、三沢市など)での観測をリアルタイムでWEB上に公開しているサイトです。
公開されている情報は「風速」「感雨」「線量率」などです。
ただし、このシステムで観測しているのは環境中にある放射線量です。つまり再処理工場から出されている放射性物質に起因する放射線だけでなく、自然放射線も含めての値になります。
従って、この数値が青森県の通常値の範囲内であれば排出される放射能量はある種の理論上の影響のない範囲内、ということになります。

原燃サイクルが必要かどうか、それについては各人で思う処があると思います。
それが賛成であろうと反対であろうと、再処理工場に何らかの想いがある人には是非このシステムを利用して目を向けて見て欲しい。
それが賛成派、反対派、共にできることの最低限ではないだろうか?
私はそう思うのだ。

▼関連リンク▼
青森県環境放射線モニタリングシステム
▼参考リンク▼
「臨界事故、風化させない」沈殿槽模型など公開 東海村(asahi.comサイエンス4/1)

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