クジラ肉

20年ぐらい前、クジラ肉というものは八戸ではけっこう当たり前の食材でした。
給食にはクジラ汁やクジラカツが出て、嫌う人も中にはいましたがおらはクジラ料理が好物で、もう毎日でも食いたいぐらいの勢いでした。
しかし世界的な捕鯨禁止の波により、現在日本でクジラ肉は良く言えば貴重な肉、悪く言えばゲテモノ食材となってしまいました。

さて、おいらは今日従姉妹の結婚式に嫌々行ってきたわけですが、思いもかけず身内2次会でクジラ肉を喰えることになっちゃいました。
子供の頃に食べたクジラ肉、もしかしたら味覚がまだ完全でなく勘違いしていたのでは…?
そう思いながら食べたクジラ汁…
 
うますぎ(@▽@!
 
もうちょっとホントにごめん、とんでもなく美味い!!!!!!!!
クジラ肉から出た脂のこってりとした味がスープがもうたまらない、あの独特の味はクジラでしか出せません。
そしてあの黒い部分(皮?)の少し固めの食感と、プルプルした白い部分(皮下脂肪?)の食感がまた堪らない。
二度と味わえないと思っていたクジラ汁、なんと従姉妹の家にありました( ̄▽ ̄;

さらに食べたのはクジラ汁だけではありません。
クジラの刺身も食べました。

もうたまらんですあれは、何て言えばいいかな…
マグロと牛刺しの中間ぐらいの味わい、そしてマグロのような魚臭さはなく、かつ牛刺しのような血なまぐささもない、癖が少なくとても味わい深いものすごい美味しい刺身でした。

さらにもっと脂身のない刺身も食しました。
これはこれで赤身ちっくでとても美味い、マグロの血合いにも似た濃い味だけど、マグロの血合いよりも食べやすいかもな感じ。

そして今回、初めて食べるモノが1つありました。
珍味「尾羽(おば)」クジラの尾びれのヒレの部分です。
クジラの尾のヒレの取れたてを包丁でスライスし(かなり固いらしい、3~4回で包丁の刃がダメになるとか)、それを海水に漬け、さらに塩漬けにし、そして冷凍。
食べる時には熱湯を2~3回くぐらせ、その後冷水で冷やして出来上がりだそうな。
見た目は白いブツブツちっくなゼリー棒と言うか、あるいは新種のモツと言うか…
でね、おらは食べてダメだったけど(好みじゃない)、あれは酒飲みは絶対大好き!
あのコリコリした感じと味わいが日本酒とかに合います。
しかもこの尾羽とやらはコラーゲンの塊らしい、女の子にもうれしいのです。

好みもあるでしょうが、クジラ肉はやはり美味しいと再認識したりうかでした。

それにしても全国でも今や限られた捕鯨漁師、その一人がうちの従姉妹の旦那(今回結婚した従姉妹の姉の夫)とは思わなんだ、もうビックリですがな。
その人に聞いたところによると、クジラでもマッコウは不味いらしい。
ちょこっち聞いたら、やはりクジラと一口にいっても美味い不味いはあるそうね。

ということは、イルカでも種類で美味い不味いあるはずよね…
と、イルカシリーズを書いているおいらはふと思ったりしました。

コメントを残す

%d