クローン猫同士の繁殖成功 絶滅危惧種保存に可能性
2005年8月30日
クローン猫同士の繁殖成功 絶滅危惧種保存に可能性(Web東奥8/30)
興味深いですね。
クローンにはいろいろと問題が発生することがあるのですが、それが子にまで遺伝するかどうか辺りがとても気になる。もし子に遺伝するならクローニング段階で遺伝子に何か異常があるということかも知れないし、もし子に問題がないならクローニング自体は成功でも何らかの因子(テロメア?寿命遺伝子?)によって元の細胞からの情報が残っているだけで子の代に影響はない、ということになる。
もちろんそうなった場合でも血が濃くなる可能性があり奇形などの発生率は高まるだろうが、元が少ない動物の場合どうしても避けられない部分でもある。そういうことを考えれば、絶滅危惧種が増える為の可能性の1つにはなるのではないだろうか。
ただし、記事中で動物愛護団体が言っているような本来の生息域を守ることも大事であり、そのことは日本における河川での状況においても何ら変わらない。
外来種や他地域の生体を放流しても自然を守ることにはならないし、またいくら地域在来種を増やし放流しても生息できる環境が存在しなければ意味をなさないのだ。
少し話がそれましたが、環境問題も生物に関する問題も、どちらも同時にやるべきだと私は考えております。