肉食について~イルカから考える人の食文化~ その0
このシリーズを書く前に、まずはそれまでの経路をたどりたく思います。
始まりは05/06/14に魚・生物ニュースTBへトラックバックされた以下の記事だった。
日本とイルカの現状(Soup’s On6/14)
その時の感想を歯に衣着せずに言わせてもらうと、非常に感情的な文章だと思った、というのが本音です。
私個人としては、全国に残るクジラ漁・イルカ漁が捕獲数制限があるものの存在していることは知っていたし、また海外においてはトナカイの生き血を飲み生肉と食べる人がいることも聞いていたし、また地域によっては虫を食す人も見聞きし、猿や犬を食べている人たちも知りおいていた、という部分が多々あるので、これらの問題は単なる文化の違いでしかない、としか受け止めることができなかった。
意外に思うかも知れないが、私はこれらのことの多くをテレビなどで見て知っている。
その多くはNHKであるが、民放においてもそのような番組が放送されることは少なくない。
まぁ残念ながら一般ウケは良くないどころかはるかに悪く、記憶に残るどころか見る気にもならない人が多いようだが、実際にそういう情報はかなりの量が発信されている。
近頃放送されたものでいえば、日本テレビの特番「ECOスペシャル生命の海に迫る危機!追跡!マグロ大回遊!!」などがそれだ。
その番組の中で目玉となったのが、イタリアはサルディニア島にて行われる「ジーロ・トンノ」というお祭りと同島に伝わる伝統的なマグロ漁「マッタンツァ」なのだが、なかなか荒々しく壮絶な漁を見ることができた。
マッタンツァを簡単に説明するならば、網での追い込み漁であり、最後には人が直接マグロを捕まえる、という漁法、古式漁法の1種だ。
テレビで見るそれは漁というにはあまりにも激しく、さながらマグロと人との格闘技とでもいえるようなものであり、マグロが最後に追い込まる網「死の部屋」はマグロの血で水面が赤く染まっていた。
その時の私の素直な感想は、
「マグロだから多くの日本人はそれほど不快感も受けないだろう」
ということと、
「でもマグロを食べる文化のない国の人が見たら、これをどう思うことだろう」
ということです。
そう思っていたところ、減色図鑑さんでイルカ漁のお話があったので(減色図鑑7/24)という記事が載ったため、私も思う処があってイルカの件、さらには食肉などについてを書こうとそう思うに至りました。
次回以降、順次記事を書いていきます。
ただその前に、これだけはみんなに知っておいて欲しい。
自分と違うことを批難すること、それは争いにしかなりません。
野蛮な愚行に見えるそれも、住んでいる環境や文化によってはありきたりの昔からの風景でしかないのかも知れません。
その上で今ある事実を元に、感情的にならずに思慮を巡らせてみましょう。
シリーズを通してこのことだけは御理解頂きたい点です。
▼イルカシリーズ▼
肉食について~イルカから考える人の食文化~ その0
肉食について~イルカから考える人の食文化~ その1 イルカ漁は虐待行為か
肉食について~イルカから考える人の食文化~ その2 イルカ漁の問題点とその方向性
肉食について~イルカから考える人の食文化~ その3 続・イルカ漁の問題点とその方向性
肉食について~イルカから考える人の食文化~ その4 高等生物とは何か
肉食について~イルカから考える人の食文化~ その5 イルカの畜産生物としての適性について
肉食について~イルカから考える人の食文化~ その6 心と命
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シリーズですか^^
楽しみです。
>ECOスペシャル生命の海に迫る危機!追跡!マグロ大回遊!!
私も見ました。といっても、見るのが遅かったのでマッタンツァはみれませんでしたが(汗)
私にどうしても理解できないのが、知能が高いというか、人になつくというか、そういうある意味人に近いような生物たちが保護の対象となること。
ましたさんの記事にトラバしているブログで非常に興味深い論文をリンクしていますが、その中で危惧している通り一番考慮すべき「環境」という問題から目がそれてしまう可能性が高いのではと思ってしまいます。
私の話はりうかさんの記事に対して論点ずれずれですが、民主国家ですし、反対者が5割を超えればそうなってしまうんでしょうね。
と、文章めちゃくちゃですが、色々読んでも消えないモヤモヤ、りうかさんの記事その1を待ちます^^;
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書き始めて3日立つのにまだまとまらねーΣ(TロT!!
なんかこうね…ノルと異常なペースで書くのにノラないと筆が進まない…というか一度軽くざっと書いて読み返すと、他のブログの批判にも見える!
違う違う…そういうこと言いたいのじゃなくて…と悩んでます。
とりあえず関係ないようで関係あるおら実体験でもツナギで話します。
元奥さんとつきあっていた頃、高2ぐらいかな、お出かけの途中の道で猫が引かれてたんですよ。
もうペチャンコで内臓出まくりで顔潰れまくりで軽く虫わいてそうな感じの個体(死亡)。
おら的には「ここいらならカラスも多いし、数日中には跡形も無くなるべ」ぐらいだったのですが…
元奥さん「かわいそう…」
りうか「そうはいっても死んだものは仕方ない、いずれ食われるか市がゴミにする」
元奥さん「でもこのまま車に引かれるのはかわいそう…」
りうか「じゃあ拾って道端にでもよせてあげれば?」
元奥さん「え…」
りうか「…やれやれね」
と、おいらは素手で猫(死体)をガシっとつかみ、歩道の花壇の中に入れてあげた。
その後いちお九字切りだけして、元奥さんを猫を掴んだ手で追い回しました…すると逃げる逃げる…かわいそうって言ってたやん…(;=q
あまりに逃げるので仕方なくお店のトイレで手を洗ったのと覚えています。
元奥さんのあまりの一般人ぶりと、猫(死体)を素手で掴める自分のステキぐあいの比較を実感として味わった瞬間でした。
けっこうそういうことでないかい、みんな誰もが「かわいそう」とは思うが、ほとんどの人は自分の手を汚したくないし、代わりに手を汚している当事者の苦労は知らない。
イルカを捕ってる(あるいは捕ってた)町の人とかは、きっと昔はイルカ食わねば飢え死にしたり村が壊滅したりしたのでしょうね、昨今の猫をいぢめ手殺すのとはわけが違いますから。
さて、なんとか今日明日中にはその1を…
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今気付いた、たぶん一般にはおらがおかしいと映るべ(=ω=A;
そしてもう1つ思い出した、昔いきなり犬2匹(飼い犬)が飛び出してきて車ではねたことあった。
いくらいきなり草むらから5m前に飛び出たとはいえ、はねてショックだったので犬がどうなってるかと近寄って手を出したらかまれた。
もう1匹には何処からきたのか飼い主がよっていて、しきりにおいらに謝ってるときたもんだ。
どうも首輪から綱とったら逃げておらの車にアタックしたらすい。
まぁおらも手負いだし飼い主があまりに謝ってくるのでとりあえず帰ったのだが、次の日その人に謝ろうとその周辺でそういう犬飼ってる人おらんかとそこいらではなしを聞いた時の言葉、
「あんたバカね、犬ぐらいほっとけばいいのよ」
「今時珍しいお人よしね、噛まれたんだからむしろ逆でしょ
」
エー(=Д=
どうもおらはおかしいらしい、と再認識した二十代前半の夏。
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感情的なましたです!
TBありがとうございます!
シリーズ楽しみに待ってます♪
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矛盾するようですが、感情というか気持ちも大事と思います。
でも感情のみだと見えるものも見えなくなることがあるので、おらはできるだけ気持ちと引き離して考えることにしています。
でも結果長文になってしまうので落ち込みます…orz