おら、仮面ライダー555が大好きです。

何を隠そう隠しませんが、おら特撮けっこう好きです。
平成ライダーもけっこう好きです。クウガはオダギリ君がんばってたな、最終回なんて子供向け無視でまるで普通のドラマやん。アギトではギルスがステキすぎ、何度でも生き返って雄叫び上げまくって緑でカッコイイ。龍騎ではゾルダと王蛇が素晴らしい、ブレイドではカリスがよかったのう。響鬼もこの頃いい感じ、この前の轟鬼かっこよかった。

でもその中でも特に仮面ライダー555が大好きです!!
さらに言うと、栗原瞳さん演じるスマートレディが大好きでたまらないんすけどね。
スマートブレインの出来るまでなんてもう最高です! もうおら栗原瞳さんと友達だったら、無理をいって朗読して欲しいくらいです!!
まぁ他にも長田結花のいぢめられっぷりや、園田真理の隠れ女王様っぷりや、草加君のキレっぷりなどたまらないポイントは語っても語り尽くせません。

そんな無駄に有り余る情熱を込めて、勝手にミニ小説書いてみました。
「オルフェノクシンドローム」です。
さぁ!555知らない人には何のことかわからんぞい!!
そしてネットでよくある好きで自作系小説より長いです!!!!
だから余程興味がない限りは見なくてよしの方向で…orz
所詮は自己満足( ̄~ ̄。

オルフェノクシンドローム  by 紫緑龍化
 第1話「冷めぬ気持ち」

0.プロローグ
「では社長、私はこれで…」
頭を垂れる秘書にむかって、男は微笑を浮かべたまま手をふった。
秘書が部屋から出るのを見届けると、男は窓に近寄り道路を見下ろす。
ビルの窓から覗く東京はあの日からはずいぶん様変わりしたはずなのに…男の目にはあの日と変わらずに映っている…
そういえばこの頃、あの日のことをよく夢にみる、
あの日と同じ時、同じ場所、同じ自分、そして同じ彼女…
あの日と同じ様に彼女を救えずに、そして見つけられずに…
そのことを思い出さぬ為にガムシャラに働いてきた。そして四十を前にして業界再大手にまで上りつめ、この部屋から多くの社員を束ねるに至った。それなのに…再びあの日のことを夢に見るようになった。
近頃は昼でも一人になると、あの日のことをありありと思い出している…
苛立ちを抑え切れずに拳をガラスに叩きつけた、唇を噛み言葉にならない言葉を噛み殺す…
「………」
少しだけ落ち着きを取り戻し、デスクの引き出しからポケットティッシュを取り出し窓を拭いた。
何気ない自分の仕草にあの頃と変われない自分を感じて…男はまた苛立ちを覚えた…

1.来訪
細い路地の住宅街に少し場違いな黒塗りが乗りつけ、中から男が降り立った。
秘書とおぼしき女性が社中から男の背広の袖をつかみ、しきりに何かを話しかけている…男は何度もわかったというそぶりを見せ、女性をなだめているかのようだ。
そうこうしているうちに、後ろからきた車がクラクションを鳴らした。これ幸いとばかりに車のドアを閉め発車を促がす男、後ろの車に何度も頭をさげる辺りはその男の生真面目さからなのだろう。
後ろの車に終われるように黒塗りが路地に消えるのを確認すると、男はすぐそばの家の前で立ち止まる。
男は2度程深呼吸をしてネクタイを直し、再度深呼吸をした。
「よし…」
ゆっくりとインターホンを鳴らすと、中から声が聞こえてくる。
「はーい、はいはい」
ドアごしに足音が聞こえ扉が開いた。
「あ、啓太郎…どうしたの?」
「うん、近くを通ったからさ、真理ちゃん元気かなと思って」
「元気かなって…あんた一応社長でしょ? そんなに暇なわけないじゃん…それ以前に簡単にこんなとこ通るはずもないし…」
真理は呆れ顔でため息をつく。
「まぁいいや、あがって」
「おじゃまします」
啓太郎は玄関に入り靴を脱ぎ、自分の靴と真理の靴を律儀にもそろえてみせた。

2.談笑
「こんなものしかないけど、いいよね?」
真理が固焼きせんべいの袋とお茶の入った湯のみを並べた。
「っていうかさ、おみやげとかはないわけ?」
「あ、ごめん…急に真理ちゃんに会いたくなってさ…」
「…まぁいいけど…またあの秘書の人にワガママ言ってるんじゃないでしょうね…」
真理がせんべいをかじりながら啓太郎を睨みつける。
「そ、そんなことは…あ、このせんべい美味しいんだよね…」
啓太郎は目をそらしせんべいを袋から取り出す、慌てたその手から袋が踊り出す、何度も拾おうとしてはまた袋を落とす啓太郎。
「もぅ…あの子たしか久留美ちゃんとかいったっけか? 啓太郎のインタビューを見てファンになって押しかけたのに、そんな調子じゃその内愛想つかれちゃって辞めちゃうよ…」
ため息混じりにお茶を飲み干し、真理は新しいせんべいの袋を開け始めた。
それを見ていた啓太郎は何故かうれしそうだ。
「あ、このお茶美味しい、新茶?」
「ううん。でもなんか良いお茶の端っこ集めたとかいうヤツみたいで、安いけど美味しいってお茶屋のおじさんに奨められたのよね」
「へ~、やっぱり日本人は熱いお茶にせんべいだよね」
「まぁね」
「そういえば覚えてる?たっくん熱いお茶出すとフーフーしちゃって、やっと覚めたと思ったら真理ちゃんが熱いお茶に……あ、ごめん…」
啓太郎が慌てて口をつむいだ。
真理はキョトンとして目を上げる。
「ん?なにが?」
「何がって…たっくんのこと…」
「あぁ、いいのよあんなやつ」
「でも…もういなくなってからずいぶん…」
目を伏せる啓太郎、真理は啓太郎の湯飲みに新しいお茶を注ぐ…
「別に死んだって決まったわけじゃないんだし…そのうちまたきっと出てくるわよ」
「…真理ちゃんあいかわらず強いんだね」
真理は無言で啓太郎を見詰め、お茶を飲み干した。
「…啓太郎は何かあったの?」
啓太郎は昔と変わらない真理にホッとした、と同時に、昔と変われない自分に苛立ちを覚えた…

3.冷めぬ気持ち
「近頃さ…また夢見るようになっちゃって…」
「ふーん…」
啓太郎は力なく笑って、真理から目をそらした。
「あの日と同じことを毎晩繰り返すんだ…でもその度に救えなくて…」
「…」
目をそらした啓太郎を真理は見つめ続けている…
「がんばって少しでも世界がキレイになるようにって…自分で言った言葉を信じてがんばってきたけれど…でも…その方法が間違っていたのかな…」
「…」
「おれは…真理ちゃんほど強くないから…」
「!」
真理が啓太郎にせんべいを投げつける、
「…真理ちゃん?」
啓太郎の目に映った真理は涙を浮かべていた、
「あたしだって強くなんかない! でも…でも巧のこと信じたい…巧は人間なの! だから…」
「真理ちゃん…」
「あたしだっていろいろ不安だよ、巧のことだって毎日不安で押し潰されそうになる…それにあたしだって…あれからあんなに経つのに…あたしは昔と変わらない、啓太郎も里奈もみんな歳をとっていくのに…私だけ…怖いよ…こんなのって……でも…………」
「ごめん…」
真理はその手で顔を覆った
啓太郎は何も言えなかった…

4.日常へ
どれぐらい時間が経ったのだろう…啓太郎は真理が手を伸ばしていることに気付いた。
「…茶碗」
「え?」
「お茶冷めちゃったでしょ、入れ直すよ…」
「いや、おれそろそろ会社戻らないと…」
「うるさい! いいでしょ、一杯ぐらい…」
「うん…」
お茶を入れ直す真理を、啓太郎はただ見つめていた。
「はい」
「ありがとう…」
真理は少しだけ小さくため息をついた。
「きっと帰ってくるよ…巧も…みんなも…」
「うん…」
入れ直したお茶は少しぬるい気がした…啓太郎は真理の言葉を素直に信じたいと思った…
「じゃあ真理ちゃん、おれ会社戻らないといけないから…」
「そう、またね…今度はちゃんとおみやげ付きでね」
「うん!」
啓太郎の差し出した手を、真理は少しはずかしそうに小さく握った。

5.エピローグ
「あ、そういえばまた海藤くんが真理ちゃんの住所を知らないかって連絡してきたんだけど…」
靴を履きながら啓太郎が言った。
「げ、またあいつ…啓太郎教えてないでしょうね?」
「う、うん、住所は教えてないから…」
「住所…”は”!?」
真理がつめよる。
「ごめん!真理ちゃん…ついアメリカから戻ってきているとだけ…」
昔と同じ様に、啓太郎は手を合わせて深く頭を下げる、
真理は肩を落とし深くため息をつく…
「ホンっっっっっっっっと、あいつだけは変わらないよね…」
「あ、ホントごめん、おれいかないと…じゃあまたね」
慌てて逃げるように扉を開いた啓太郎の目の前に、涙目の秘書・久留美が立っている。
「社長…ホントにお願いですから…」
その瞳からは今にも涙がこぼれんばかりだ。
真理が慌てて久留美の涙をハンカチでぬぐう、
「ごめんね、久留美ちゃん、今度からはすぐに追い帰すから」
啓太郎は何度も頭を下げながら、久留美に腕を引かれて黒塗りに乗り込んだ。
車が走り去るのを見送ると、真理はしばらく空を見上げていた…
空はあの日と同じ見え…風はあの日と同じ匂いがした…

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