トリプルプラン(仮称)でお得になるのはどのような人たちか
この記事はみどウィル支に投稿した記事の再掲載です。
ウィルコムが6月からサービスを開始すると発表した「ウィルコムビジネスタイム定額トリプルプラン(仮称)」、そのサービス内容は1~21時まで同キャリア宛への通話が無料になるなどソフトバンクモバイルのホワイトプラン+Wホワイトに近いものでありながら、基本料や通話料、パケット料などはWホワイトよりも安く設定されているお得なプランとなっています。
またメールは相手先を問わずに無料になるという、ウィルコム定額プランの良さをも残したプランです。
しかし実際のところ、どのような使い方をする人がお得になるのでしょうか。
トリプルプランの契約条件は、同一請求書での契約3台以上と決められています。
詳細なプラン内容がまだ見えてきていませんが、各種情報から類推するにウィルコム定額プランなどを込みで3台以上の契約ではなく、トリプルプランの契約を3台以上しなければ適用されない、というモノのようです。
従って1~2台での使用を前提にしている場合にはトリプルプランの利用自体が不可能となります。
その契約条件をクリアさえすれば、トリプルプランはどの利用条件においてもホワイトプラン+Wホワイトよりもお得になります。
基本料は60円安く、通話料は30秒につき0.5円安い、メール(端末に与えられるpdxドメインのケータイメール)についてはソフトバンクモバイルとは異なり全ての送受信が無料となり、ネット閲覧についてはWホワイトの10分の1のパケット料で済みます。
さらにソフトバンクモバイルでは自キャリア以外とのメールやネット利用時に必要となるネット基本料(Y!ベーシックパック)315円も、ウィルコムであれば必要ありません(ウィルコムはネット基本料が元々存在しない為)。
従ってウィルコムを利用可能な条件であるならば、Wホワイトよりもトリプルプランの方がより安く便利に使えることになります。
またWホワイトでネット基本料を支払うような使い方をし、3台以上契約するのであれば、ウィルコム定額プランも十分選択肢の1つとなります。
ではホワイトプランとの比較ではどうでしょうか。
ホワイトプランでネット基本料を支払わない使い方(ネット閲覧&自キャリア以外とのメール送受信をしない)をした場合には、月45分以上通話するのであればホワイトプランよりもトリプルプランの方がお得になります。
これがネット基本料を支払う場合には月30分以上の通話でトリプルプランの方がお得になり、また割賦金の関係でそれ以上の月のケータイ代を支払う場合には、さらに短い月通話時間でトリプルプランの方がお得になります。
このように考えると、ホワイトプランでトリプルプランよりもお得に使えるのは、自キャリアとの1~21時までの通話とメールしか使わないような場合、と言っても過言ではないようです。
またホワイトプランやWホワイトはトリプルプランと違い、自キャリア以外へのメール代が発生する上にパケット料も10倍の0.21円と高く設定されていますので、メールやネットを積極的に利用する場合にはトリプルプランの方が安くなる可能性が非常に高いと言えます。
ならばトリプルプランとウィルコム定額プランとでは、どちらがお得なのでしょうか。 通話料やパケット料などの料金設定がほぼ同じなので、ほとんどの場合にはトリプルプランはウィルコム定額プランより300円以上安くなります。 しかし例外があります、21~1時のウィルコムへの通話です。 3台以上の契約を前提条件とすると、トリプルプランはウィルコム定額プランよりも300円安い価格設定です。 300円と言えばトリプルプランでは15分間の通話分に相当します。 つまり21~1時のウィルコムへの通話が月15分を超える場合には、ウィルコム定額プランの方がお得になるわけです。 とすると、法人でも昼間の通話がほとんどであるだろうビジネスマンなどはトリプルプランがお得になる可能性が高いが、夜間の通話の可能性のある運送業会や工場、接客業などではウィルコム定額プランの方がお得になる可能性がある、と言えるでしょう。 ちなみに、Wホワイトで21~1時の自キャリアへの通話が月11分を超えるのであれば、同様にウィルコム定額プランの方が安くなる可能性があります。 このように見ていくと、ユーザーの使い方次第ではトリプルプランよりもウィルコム定額プランやホワイトプランの方が適している場合はあるものの、Wホワイトに対してはトリプルプランの方が常に安く使えることになります。 参加中→BlogPeople(投票ボタンではありません、クリックすると記事リストが出ます) |