どっちにしても2年縛りがまず前提なのよね
ドコモの「バリュープラン」、開始3週間で100万契約に(ケータイWatch12/17)
ドコモ、「バリュープラン」契約数100万突破──開始3週間、905i購入者9割が選択(ITmedia+Dモバイル12/17)
リンク先記事に、ドコモの905iシリーズ購入者の95%がバリューコースで、そのバリューコースの契約者数が100万契約を突破したということが載ってはる。
おらは当初、バリューコースには魅力があるが、端末代金分でどうかのうと思っていた部分があった。かなりね。
でもよくよく考えて少し考えを改めた。
短期で機種変更する人だと解約手数料相当は要らないバリューコースの方が良かったりするし、いろんなケースを考えてもベーシックコースが今まで以上の締め付けになっているからにはバリューコースを選ぶ方がまず損がないと言えると気付いたのよね。
まぁあれだ、ドコモとauはここ数年ほぼ同じような道を歩いてきたわけですが、今回の自称分離プランに端を発してまったく正反対の手法で違う方向を向いたと言えますな。
auはあくまで従来型を堅持したいと、だからフルサポートコースの方がお得になる。その為に新料金プランの加入条件が端末購入時になっているわけよね。
そしてフルサポートで2年間使いつづけたならばシンプルコースにしても良いよ、と言ったようなもの。
ある意味では最も分離プランらしく作って見せて、従来型の良さを見せようとしたのかも知れません。
しかしドコモは追い詰められ過ぎたからか、従来のインセプランを脱却しないままにうまいこと「分離プラン」を語れるプランを作ってしまった。それが「バリューコース」。
結果従来型よりも安く見せ(通話料やパケット料が安くなっていないので完全分離プランではない)、しっかりと端末代金は徴収し、しかもわかりやすい安さの見せ方でイメージも良くすると、しっかりインセ相当分は回収しているハズなのに分離プランだと言い切って見せたある意味では賢い(悪く言えばずるい)プランと言えなくもない。
さらにドコモの恐ろしいところは、それを新端末にのみ適用してきたところ、つまりはバリューコースを新端末を入手しやすくする為のツールにもしてきたことよね。
まぁでもそれは言い換えれば、どこのキャリアでも高い端末を開発しても割賦販売にすれば売れやすくなるということなのかも知れないが、現状最もそれを上手くおこなっているのがドコモなのでしょう。
個人的には本当の分離プランが欲しいところではありますが、まずはドコモが各キャリアの自称分離プランで初戦を制したということなのだと思います。