蓄電池併設型風力発電に期待
六ヶ所村に蓄電池併設型の風力発電を作るんだそうな。
いいっすなこれは。
おら常々思っているんすよ、普通の風力発電や太陽光発電だけでは意味がない、とね。
電力は安定供給できてナンボ、でも風力や太陽光で直接発電した電気を供給する形では安定供給には繋がらないばかりか、その穴埋めの為に原子力や火力といった発電に頼らねばならない。
自然エネルギーを本当に電力供給できるエネルギー源とする為には、充電池などを利用して電力供給を安定化させるか、あるいは水素の生成などの形で安定発電できるタイプのエネルギーの元を作るかしないといけない。
だから今回の充電池併設型の風力発電施設には大きな期待を抱いています。
気になったのはアレだ、NAS電池というヤツね。
調べてみたら電極に液体を、電解質に個体を利用するタイプの電池らしく、電解質が個体なことで自己放電が無く、鉛電池の3分の1の大きさで済み(=鉛電池と同じ大きさで3倍の充電容量を持ち)、また電解質の性質の関係で鉛充電池より充放電効率がよく(90%、鉛は80%)、というメリットがあるらしい。さらに固体電解質自体が高性能で耐久性に優れているそうな。
ただし充放電操作を高温(300~350度)で行う必要があるという。
てことは、スペース的なメリットとか劣化の少なさとか充放電効率とかで良いってことでの採用なのね。用途から類推すると、おそらくはメモリー効果なども少ないのでしょう。
なるほどね、こういう電池もあるのか、勉強になるのう。
まぁあれだ、おらも原子力発電を減らして自然エネルギーを増やす必要はあると思っている。
ただ今回のような安定供給を目指した形での導入でなければ、脱原子力発電にはならないのだと思います。
そういえば話は変わるんども、エネループでデッカイ電池とか作れないのかな。
でもそれよりは鉛電池や今回のNAS電池の方が安くあがるのかしら。
個人ユーザー向けのソーラー発電や風力発電では十分可能な気もするんどもね、そこいら辺はどうなんでしょうかサンヨーさん(=ω=。
▼参考リンク▼
ナトリウム・硫黄電池(Wikipedia日本語版)
電力貯蔵用電池(ナトリウム-硫黄電池)の実証試験について(TEPCOプレスリリース2005/8/28)