原燃社長が「体内被ばくなかった」と発表
2006年7月4日
原燃社長「体内被ばくなかった」(Web東奥7/4)
原燃が体内被ばく問題に関する調査結果報告(デーリー東北7/4)
2度目の体内被ばくはなかった、と原燃社長が発表したらしい。
鼻に放射性物質が付着していたことから肺に吸引した可能性があるのではという辺りはノータッチで、排泄物に放射性物質が含まれていないということでの体内被ばくなしとの判断らしい。
一般の人には十分に誤解を含んだ納得を与え、興味のある人には不信感を覚えながらも確認の術がないという賢しい発表とも言えます。
まぁそれはともかく、今回デーリー東北の記事に気になる部分があった。
>放射能測定器にかけたが、濃度が高すぎて読み取れず異常を見抜けなかった。
これは何だろう、特定の範囲しか計れないような機器を使用しているということなのかな?
普通は測定範囲外になればなったでそのようにわかるはずよね、測定値オーバーのような感じで。
それすらない簡易的な機器しかないということなのかな?
それとも想定範囲外になった時の説明を作業員にしていなくて気付かなかったということでしょうか?
どちらにしてもこれは原燃側の不手際としか言えないものです。
放射性溶液漏れや体内被ばくが発生するということ自体が再処理工場の構造や作業方法が誤っているということであり、そのツケが作業員や地元に様々な形での実害として現れています。
その辺りを考え、原燃は再処理工場の操業について考え直す必要があるのではないかと私は感じていますが、みなさんはどう思いますか?