2度目の被ばく事故の原因は人為的ミス
2006年7月3日
必要な処理せず飛散 放射性物質検出トラブル(Web東奥7/3)
2度目の作業員被ばく事故は、別の作業時の作業員の人為的ミスであり、さらにその作業後の検査でも見抜けなかった事が原因だったらしい。
つまりこのことに関してマスクの常用を義務付けていなかったことも含め、少なくとも3つの不備があったことになる。
とするならば、今回の被ばくの疑いが1名だけだったのは幸運であったのだということになるだろう。
また原燃は作業員の排せつ物から放射性物質が検出されなかったとして、体内被ばくはなかったとしている。
以前話したことの繰り返しになるが、鼻から吸引して消化器系で検出されなかったから被ばくしていない、というのは論旨のすり替えでしかないだろう。
もし今後再処理工場が放射能漏れ事故を起こした場合、原燃は周辺住民の排泄物を検査し、排泄物に放射性物質がなかったからと安全宣言をするのだろうか。
その方法では肺に吸引した放射性物質を検出することは難しいと思うのだが、その辺りを説明せぬまま一見正しいかのような関係ない事象を持ち出し有耶無耶にしようとする原燃側の姿勢にはただの1つの納得も得る事ができない自分がいる。