うみねこマラソン 多くのランナー快走…しかし悲しい事故も
八戸うみねこマラソン潮風全身に4296人快走(デーリー東北5/15)
八戸うみねこマラソン地域と歩み四半世紀(デーリー東北5/15)
マラソン参加の男性死亡/八戸(asahi.comMYTOWN青森5/15)
5月14日に開催された「第25回八戸うみねこマラソン全国大会」、多くのランナーが快走した昨日の大会ですが、残念ながらランナーの男性一人が命を落とされるという不慮の事故がありました。
ハーフに出場した男性は10km付近で突然倒れ、7分後に看護師資格を方が駆けつけ、その後AED(自動体外式除細動器、一般の人が使える心臓に電気ショックを与える医療機器)で心臓蘇生措置をしたのですが、残念ながら手遅れの状態であり、その後救急車で市内の病院に運ばれ死亡が確認されました。
10kmと言えばハーフの折り返し直前といった辺りでしょうか、今回は5km、10km、ハーフの各折り返し地点にAEDとスタッフを配置していたというだけに…
大会スタッフを批難するようですが、今回AEDが上手く活用されなかったのでは? と思う部分があります。
AEDは一般の人でも使えるように、電気的除細動(俗に言う電気ショック)が必要かどうかの判断も機械がやってくれます。一般の人が判断しにくい心停止などを機械が判断してくれるわけです。
つまりAEDを倒れた人に使えば、電気的除細動が必要ならばそれが行われ、必要なければ心停止ではないと素人でも判断できる可能性があるわけです。
asahi.comの記事が正しいならば、AEDを使うまでに少なくとも7分以上の時間が空いていたことになります。
とするならばAEDやスタッフを要所に配備したまではよかったが、その指導や教育に不備があった可能性は否めない、ということも考えられます。
機械はあくまで機械でしかなく、正しい用法や理解をせねばその真価を発揮しないものです。
今後同様のケースがあった場合、特に救急を要する心停止などを考慮し、AEDを速やかに使える体制にあったのか、再度検討する必要があるのではないでしょうか。
それによって救える命も存在するのですから…
亡くなった男性のご冥福をお祈りすると共に、今後このような悲しい事故が起こらないことを望みます。
▼参考リンク▼
自動体外式除細動器(Wikipedia日本語版)
第25回 八戸うみねこマラソン全国大会 公式サイト
うみねこマラソンでウィルコムカウンターランナー発見(みどりうかブログ5/14)
うみねこマラソン、気になったランナー達(みどりうかブログ5/14)