八戸小学校の校庭端のコンクリ土留め、壁面緑化へ
2006年3月24日
八戸小学校の校庭端にあるコンクリの土留め、かつて裏山だったそこは今や道路が上を通るありがちな風景になってしまっています。
その土留めを緑で覆う、その第一歩が昨日行われたそうです。
とりあえず昨日はその植物を下に植えただけ。
おらが昨日BeFMで聞いた話では、数年掛けてコンクリを覆い尽くすことを目指しているそうな。
なんか近頃、売市地区があちこちリニューアルというか、いろいろ変わってきています。
ただね、個人的にはその方法を間違わないで欲しいな、とだけ強く思う。
それはその土地の生き物を出来る限り活用する、ということです。
例えば池やビオトープを作る場合、基本的に日本の在来種を放すべきです。
とここまでは当たり前の話、でも実際には『日本の在来種を』というだけでは不十分です。
日本の在来種を放すのは当たり前、そのさらに一歩先んじて地域に元からいる生き物を放す、これが大事。
仮にニホンメダカをお店で買って放しても、それは日本に居る生き物の池になるだけで、その土地本来の自然ではなかったりする。
その土地に生きている生体というモノはなかなかバカにできなくて、長い年月を掛けてその土地に合った生体が選択され生き残ってきた存在です。
ですから一見派手さこそないものの、長い年月を生き続ける力をもっている…つまりはその池なりを長い期間維持できる力をもっているものなのです。
植物についても同じことが言えます。
地元の植物で利用できるものを出来る限り利用する事で、その土地本来の自然を作ることが可能です。
そしてそれは、その土地に合った植生なのです。
その事を考えると、出来る限り地元の生体を利用する方向でいってもらえればな、と思うのです。