たった1kmでもドクターヘリは飛ぶ時には飛ぶものだと思います

ドクターヘリ、わずか1キロ先の現場へ(デーリー東北6/5)

リンク先記事で、青森県立中央病院から1km離れた現場にドクターヘリが出動し、それに対して「こんなに病院が近いのにヘリが出るのか」と付近住民の声があったそうな。

まぁあれだよね、ドクターヘリって救急車のヘリコプター版ではないのよ。
救急車は患者を運ぶのが仕事で、同乗している救急隊の人たちはある程度の行為はできても、医療行為は出来ないわけよね。お医者さんじゃないから。もし仮に知識があって経験がある人がいても(いるのかそんな人?)、医師免許がないのに患者に注射したり身体を切ったりしたら傷害罪になるのと同じでね。
つまりドクターが同乗しているかどうかがドクターヘリの肝であって、ドクターが同乗しているからこそ現場での応急処置も出来ればヘリ内での医療行為も出来るわけだ。
だからドクターが行くべき時であれば救急車じゃなくドクターヘリの出番というわけだ。残念ながら死亡確認で搬送はなされなかったけれどもね。ということで消防本部の「要請は患者との接触前で命の危険が迫っている可能性あり、出動基準に合致」との見解はもっともです。

まぁ八戸市民病院のようにドクターカーがあればまた別だろうけどね。あるいはドクターヘリがないとかなら救急車が当然いくのだろうが。その辺りの市民への周知がまだまだ必要なのだと思われます。

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