ソフトバンク決算は増収増益だが…エリアは基地局数ではないのだよ…

ソフトバンク決算は増収増益、設備投資を2年で1兆円(ケータイWatch5/9)

ソフトバンクが2011年3月期(2010年4月1日~2011年3月31日)の業績を発表したそうな。
まぁ売上や利益はいろいろアップだがそこいらはどうでもいいとして(=ω=。
ARPUは上がったがデータARPUがアップで音声はダウン。理由はiPhoneが多くなったからとか。まぁソフトバンクは普通のケータイはやめたいらしい(=スマートフォンとらくらくホンよったのだけにしたい)ので、そう考えれば納得のARPU。
インセンティブは2009年度から3600円現象で平均3万6900円、下がったのはインセンティブの低いデータ端末やフォトフレームが増えたかららしい。ってことは普通の端末のインセンティブはどんな感じやら。
解約率は2G終了の余波がなくなったので0.39現象の0.98%。買い替え率は0.31減の1.4%。
固定通信やインターネット事業は増収とのことだが、ADSLは減収。
んで新しい周波数帯(700/900MHz帯、地デジ完全移行で空く辺りだっけか?)が欲しいから携帯電話事業の設備投資費を2011年度~2012年度に各5000億円やるらしい。まぁいつもの「ドコモやauは800MHz帯もってるからズルイもん!後から参入した業者にそれよこせだもん!!」ってヤツと思っておけばいい感じ。
エリアについては「ボーダフォン時代から5年で基地局数を6倍だもん!12万2000局だもん!!繋がらないなんて言わせたくないもん!!ドコモやau並につながるようにするもん!!」と言ってたらしい。
んでなんか「ウィルコムあってよかったもん、自身でもウィルコムだけ繋がったもん」とか言い出したらしい。けして「平時から使えないソフトバンクは地震でもうメタメタだもん」とは言わないと。そんなウィルコム純増は四半期ベースで4年ぶりに純増と。
あとはiPhoneの白いのが出てきたのはどうでもよくって、iPad2が安いと思い込ませるコメントもどうでもよくって、アジアに向けてがんばりたいとか言っているらしいよ。

さて…まぁ金で頬を叩けば必死になって売る人は出てくるし、設備投資に金を掛けなければ利益は上がるし、その辺りのソフトバンク商法はどうでもいいとしてだ、基地局12万とか言う辺りがちょっと気になった。
基地局が多いことイコールエリアが広いこととはならないんですよね。

 
まぁあれだ、ウソ並び立ててまとまりかけた話をお流れにして安く買い叩いてウィルコムの基地局をゲットして合い乗りだか乗り換えだかするのはいいとしてさ、ウィルコムの基地局の電柱のほとんどって普通の電線走っている電柱ぐらいの高さしか無いのよね。だってウィルコムはマイクロセルだから、そこまで広範囲に電波飛ばす必要もないし、基地局設備も軽いし。
てことは、ソフトバンクの基地局乗せるにしても、通常の3Gのでっかいヤツの代わりにはならんのですよ。まぁせいぜいその辺りを小規模にカバーする程度よ。
んでもっと冷静に言えばさ、12万局も基地局作っておいて、ドコモどころかauより劣るってがおかしいのよ。基地局のカウントの仕方というかエリアに転化するようなその表現もまたおかしい。

結局はいつもの部分抽出で都合の良い部分だけのアピールにすぎないわけですが、本当に通信可能エリアを整備してくれることを切に願います。見せかけのエリアの為にウィルコムの有益な通信品質を下げない方法でね。

にほんブログ村 携帯ブログへ

1件のコメント

コメントは現在停止中です。