3月のケータイ純増数はソフトバンク首位、でも久しぶりにやっちゃったのか!?
事業者 | 純増数 | 累計 |
NTTドコモ | +48万2700 | 5800万9800 |
au | +26万1600 | 3299万9000 |
ソフトバンク | +49万8100 | 2540万8700 |
ウィルコム | 7万4800 | 375万1800 |
イー・モバイル | +5万8000 | 311万7900 |
UQ | +13万1000 | 80万6600 |
総計 | +150万6400 | 1億2409万3800 |
CORE 3G(D) | -0↓ | 12万2100?↓ |
CORE 3G(S) | +7500?↑ | 1万9800?↑ |
CORE 3G計 | +7500 | 14万1900 |
3月の携帯・PHS契約数が明らかに、2010年度の動向も(ケータイWatch4/7)
3年ぶりの月間130万超 各社大幅純増の春商戦――2011年3月契約数(ITmedia プロフェッショナル モバイル4/7)
2011年3月のケータイ契約者数が発表されました。
3月11日に発生した東日本大震災の影響などもあるようですが、また当ブログの管理人である私は被災地の1つ八戸に暮らしており、様々な状況を目撃しておるわけですが、努めて冷静に、かついつものようにツッコミ入れていこうと思っております。
そんな3月の純増首位はソフトバンク、しかしドコモが肉薄、さらにもしかしたらソフトバンクが久しぶりにやっちゃたのか!?という内訳もあり。
auもそこそこがんばったが2キャリアには大きく溝を開けられ、ウィルコムはついに純増再開から脱出!何気にUQがかなり増えてる!!
と今回もかなり興味深い感じになっております。
さぁ今月もいぢりましょう。
まずは首位のソフトバンク。
2位のドコモとの差は15400、今回の純増はシーズンな部分もあって全体的に多いので、いつもであれば1万を切るぐらいの差しかないぐらいの感じです。
まいど気になる東京は301300純増で60.49%を純増全体の占めております。今回もドコモ46.55%、auの38.65%よりもかなり大きい割合、やはり高い首都集中傾向が見て取れます。
地域別では東京以外に、東海と関西が地域別で1位。しかし北海道、東北、中国、四国では地域別3位でとなっています。2位は九州と北陸だが、北陸はauと同率での2位。
3位については四国がauと僅差(200)となっていますが、それ以外の地域では2位のauとけっこう差が開いております。
特に震災被害が大きかった東北では、ドコモ20100、au13900に対してソフトバンクが9400と、かなりの差が生じております。
毎回気になる通信モジュールは、今回はやらかしたのか12万5600と、純増の4分の1が通信モジュールとなっております。ドコモの53800、auの4万4700に比べると明らかに異常に多い数字です。
またプリペイドは13400増、ドコモやauが純減しているのとは今回も対照的な結果です。
ということは、ソフトバンクモバイルは通信モジュールとプリペイドだけで14万近くも稼いでいる計算となります。
ソフトバンクの広報は「3月はiPhone 4もAndroidも好調だったもん!あとホワイト学割効果だもん!」と言っているようですが、何やら怪しい感じは拭えません。
MNPは独り勝ち、7万3400増、ドコモから3万7900かっぱぎ、auから3万5500かっぱぎ、イーモバから200かっぱぎです。かっぱぎ祭り継続中。
Yahoo!ケータイの純増は329200増で純増全体の66.09%相当と、他キャリアはもっと高いので…ちと今回はどうしても水増しを疑ってしまう感じかなぁ…
おらが孫さんを嫌いなことを抜きにしても、今回はちょっと怪しい感じがいつもの60割増ぐらいします。やっちゃったんじゃないの?って思わずにはいられません。
だからいつもより少し多めに大きめに言います。
ソフトバンクには超々々々気をつけろ!
いい部分は素直に褒める(腹の中はドロッドロですが)、悪い部分は相応にツッコミ入れる、孫さんの多額の寄付は良いことだと思うが、その孫さん思想で塗り固められたソフトバンクビジネスは信用ならないはんで(@ω@。
さてドコモ、今回2位です。っていうかもしかしたら実質1位です。
地域別の3位がありません。どの地域も負けてはいないです。
んで地域別1位は北海道、東北、北陸、中国、四国、九州、強いです。
ある意味での実力(エリアと品質とラインナップ)みたいなものを垣間見た感じでしょうか。
通信モジュールについてはソフトバンクに比べるとかなり少なく53800、1割ほどとなっております。
MNPは-37900、プリペイドは-1700。
iモード/SPモード純増は454900増、純増全体の94.20%と高い割合です。
あとLTEの「Xi」は13800の純増で好調な感じ。
ツッコミどころは少ないが穴もないドコモはある意味では扱いづらい存在ですが、震災直後もデータ通信は繋がりやすかったなど、王者の実力を発揮したという感じなのでしょう。
来月も非常に楽しみです。
3位はauです。今月はまずまず。
地域別では北海道、東北、北陸、中国、四国で2位、あとは3位。
地域別でも全体ですドコモやソフトバンクに比べるといまいちですが、それでも26万純増はなかなかのもの。
前回異常に多かった通信モジュールも44700とまずまずの数に収まって居ると。
MNPは-35500、まぁいつもどおりかなと。
EZweb/ISweb純増は192500増、純増全体の73.59%相当。いい感じです。
今までの絶不調ぶりに比べたら、かなり回復してきた感じのauですが、契約者数第2位のキャリアとしてはもうひと踏ん張りして欲しい気もします。
来月以降のauに期待していきましょう。
今回も4位につけたUQ、かなり安定している感じです。
いっきに20%近くユーザーを増やしていますからね、このペースで行けば100万契約もすぐそこですし、それ以上の躍進も十分狙えるところでしょう。
苦戦も伝えられる中、今後どこまでこの勢いを維持できるかがカギですかな。
まぁあれだけタダで2台目を配ればという感もあるわけですが、それでもやはりここまでの大幅純増は評価に値すると思います。
今回も全地域純増ですが、これがまた興味深い。
東京は純増の半分以上の45000増ですが、東京の契約者数の2%も増えている計算となっております。
北海道は2400増で2.49%増、元のユーザー数が10万いかないので、かなりの急増です。
今回被災した東北も2300増、これは1.2%相当。地震でそれどころではない人もいるだろうことを考えると、予想以上の検討だったと言えるでしょう。
北陸は500増で1.15%増、東海は5600増の2.11%増、関西は4100増の0.72%増、中国は3000増の2.43%増、四国は2300で3.89%増、九州は6400増で4.72%増、沖縄は3200で6.37%と大幅増と、どの地域も近年稀に見る大幅増を計上しております。
地域による多少のバラつきはあるものの、今月は都会から地方まで、被災地から被災していない地域まで、幅広く純増した形となるウィルコムですが、今後より一層の認知度向上やクチコミなども期待できることから、しばらくはこの勢いが続くのはないでしょうか。
そして今回6位はイー・モバイル。
イーモバ的には「震災でPCとの抱合せがイマイチ」ってことらしいが、まぁたしかにそれはあるものの、それはイーモバだけじゃないのでね、むしろある程度抱き合わせ販売が一巡りしてしまったと考えた方がいいのかも知れません。
今回は久しぶりに何かやらかしたんではないかというソフトバンク、穴のないドコモ、復調気味のauに躍進のUQ、そして復活のウィルコムと、なかなか面白い結果となってきました。
ただし、東日本大震災の影響による解約や新規契約なども今後は予想されることから、来月以降の動き次第ではまた大きく状況が変わってくるものと思われます。
生活に欠かせないものとなったケータイですが、今後は今まで以上にプランなどを理解し、上手に活用していく必要があると思われます。