東日本大震災、そろそろ考えを修正してもいいのかもよ

11日に発生した大地震から4日、未だ被害の全貌も見えず、被害から立ち直るにはまだまだ長い時間が必要です。
でもそろそろ、軽微な被害の人たちは考えを修正してもいい時期ではないでしょうか?

八戸も今回の地震による津波で、大きな被害に合いました。特に湊や鮫などといった沿岸部の被害が甚大で、元に戻るにはどれほど長い期間が必要なのかも分からないほどです。
しかし津波被害を受けていない人々は、せいぜい停電で寒い不安な夜と1~2日過ごしただけです。私を含めてね。
にも関わらず、自分さえ良ければと当面の必要量以上の物資を買い込む人が後を絶ちません。
そろそろもっと大局的な視野をもつべきです。

おそらく今回の地震の被害から完全に回復するには何年も掛かりますよ。
八戸もそうですが、東北の太平洋沿岸は軒並み壊滅状態と言っていい程に破壊しつくされています。1年や2年では回復するはずがありません。
また今回広範囲に被害を受けたことで、インフラなども大きなダメージを受けています。
加えて昨今の原油高騰です。
今までのように無駄にエネルギーを消費している時期ではないはずです。

食料も燃料も、最低3日分、出来れば1週間分は確保したいものです。それは分かります。
でもそれは、余裕を持って1週間分ではなく、節約し工夫しての1週間分と考えてはみませんか?
そうすればより多くの人に物資が行き渡ります。多くの人に物資が行き渡れば、より辛い状況の人にも物資が回って行きやすくなるはずです。

私は今回の地震で哀しい光景を見ました。
それは地震や津波被害だけではなく、明らかに異常なほどの大量の乾電池を一人で買い占める男性の姿です。

その人は次から次へと持参した袋に電池を入れていきます。見ている間にも100本は超えるであろう電池を袋をパンパンにして、それでもまだ詰め込んでいきます。
後ろにはたくさんの人が並んでいます。誰もが電池やカセットガスや食料を求めています。
そんな人のことなど微塵も考えないかのようなその行為を見ていて私は気分が悪くなり、連れを残してその場を去りました。殴り飛ばしてやりたくなったからです。

そりゃね、私だって子供が飢えるぐらいならどうにかしようと思いますよ。
でもそれは他人のものまで奪う行為の前に、自分の分を分け与えるという行為をして、その上でどうしようもなくなってからのことです。
あの異常な電池の買い占めは切羽詰まってなどではなく、ただの身勝手にしか映りません。
そうはなりたくないし、他の人にもそうなって欲しくはないんです。

だからもう少しだけ、小さな被害で済んだ人は、みんなで譲りあいましょう。
仕事や生きるためにどうしても仕方ない分は確保するにしても、そうでない分は少しだけ切り詰めましょう。
おらも今日街に用事があってそこそこ移動しなくてはなりませんでしたが、わざわざ2時間歩き回りました。交通事故の後遺症もあって辛いのですが、でも今はそういう時期に入ったと考えるからです。
健康の部分と家族のこと、またネットで私しか出来ないこともあって、ボランティアにまでは参加出来ません。避難中だってせいぜいお菓子を係の人に私、他の子どもに分けて欲しいと伝えたぐらいです。ホントに小さなことです。
でもそのような小さな積み重ねを多くの人が行うことでしか、この局面は乗り越えられないように思います。

何時までも被災者気分ではなく、今尚辛い人たちに少しだけ分けるつもりで、もうちょっとだけがんばってみませんか?

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3件のコメント

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    3/15日付の日刊スポーツ新聞東京紙面6版(早刷り)の一面に書かれていた記事内容を一部、紹介させて頂きます。
    「1000人の遺体発見
    1万人と連絡取れず
    漁業再開まで10年・・・
    それでも記者に
    「津波大丈夫だった?」」
    「東京から来たの?何も食べてねーだろ?こういう非常時は、報道の人も私たちも一緒だ。いいから(だんご汁)を食べてってよ」
    日刊スポーツ新聞東京本社の記者が、最大被害の町を歩いた宮城県南三陸町を取材していたときの記事内容部です。
    津波の被害が甚大だった町で取材して回るだけでも迷惑になっているはずなのに、団子汁を勧める地元住民の姿に頭が下がります。
    私の住む市原市(千葉県)も震度5弱を観測しましたが自宅は無事で、輪番停電以外のライフラインも無事です。コスモ石油の爆発火災は15日現在も今だに鎮火のメドすらたっていません。
    東日本大震災発生以降は、ニュースやライフラインの情報収集は、もっぱら地元のFM局を聴いています。
    私自身、大量購入をしでかした方に尋ねてみたいことは、「買った多くの乾電池は本当に今、必要な物資なんですか?」と。パニック買いを控えて必要なものとその分量だけを買いましょうよとDJは話していました。
    震災発生以降、精神的なゆとりを持てない事情は理解できますがこうした非常時ほど、本人の性格が如実に出てくるものなのかな?と考えます。
    私も、節電・節水に心掛けます。そして、パニック買いや被災した自治体に自分勝手に援助物資を送ることを控えます。
    余震に警戒をお願いします。長文になり、失礼致しました

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    おひさしぶりです。
    八戸も大きな被害を被っていますが、でもみんなそれぞれが頑張って少しずつ復興へと歩を進めております。

    今までも何度も大きな地震を乗り超えてきた八戸市ですが、16年ぐらい前の三陸はるか沖地震の際にもこれほどの長時間停電や燃料不足は発生しておらず、そのせいで多くの市民がある種のパニック状態になってはいますが、ガソリン等が一先ず買えるぐらいにまで回復してくれたなら落ち着くことと思います。そこまでいけば冷静な思考を取り戻してくれるものと信じています。

    支援については、被災地域以外の方々も出来る範囲でご協力いただければと思います。申し出は各地域の役所がよろしいでしょう。

    今回の地震は日本全体に大きな影響を与えるものだと思いますが、なんとか協力してがんばっていければなと考えます。

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    東北地方に在住されている皆様には衷心よりお見舞い申し上げます。そして、お悔やみ申し上げます。
    色々と熟慮を重ねました。東京都や茂原市(千葉県)では飲料水等限定品目にて、物資も受け付けています。尚、市原市では過去の震災等の経験をふまえて物資による受け付けをしていませんとのことで、義援金による支援をお願いしますとのことでした。今日郵便局に行きまして、少ない金額ながらも日本赤十字社と中央共同募金会に義援金を入金して参りました。
    東北地方には旅行や研修等で何度も訪れています。太平洋沿岸を襲った津波被害、他人事とは思えませんでした。バス会社も燃料補給に悩まされながらも、可能な限りの運行に感謝します。

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