2月のケータイ純増数、ソフトバンクが首位、ウィルコムが純増に

事業者純増数累計
NTTドコモ+18万29005752万7000
au+14万30003273万7300
ソフトバンク+27万01002491万0600
ウィルコム2万9700367万7000
イー・モバイル+5万4800305万9900
UQ+7万530067万5600
総計+75万57001億2258万7400
CORE 3G(D)-0↓12万2100?↓
CORE 3G(S)+2800?↑1万2300?↑
CORE 3G計280013万4400
2月の携帯・PHS事業者別契約数(電気通信事業者協会)
2月の携帯電話・PHSの契約数、ウィルコムが3万件弱の純増(ケータイWatch3/7)
春商戦へ向けて新規契約が増加、PHSも純増に――2011年2月契約数(ITmediaプロフェッショナルモバイル3/7)

2011年2月のケータイ契約者数が発表されました。
今回はけっこう乱戦めいています。
純増1位はソフトバンクなんですが、地域別ではドコモやauがソフトバンクを押さえてトップとなっています。
ウィルコムもあれだけばらまいたらそりゃなるべという純増回復となり、さらに内訳もけっこう楽しい感じです。
イーモバとUQの状況も興味深い、これは完全にあれになってますな。

さてさて、今月もいぢりましょうか。

 
まずはソフトバンク。

今回も純増1位ですが、圧勝とは言い切れないぐらいかなって感じ。
まいど注目の東京は158800純増で58.79%を純増全体の占めると。ドコモやauが50%未満なことを考えると、やはり高い首都集中傾向が見て取れます。
地域別では東京以外に、東海、北陸、関西が地域別で1位となっています。その内でも東京、東海、関西ではドコモとauを合わせた分ぐらいはソフトバンクが純増しているので、都会では強いソフトバンクと言える感じです。
ところがそれ以外では東北で3位、それ以外の2位の地域も3位と僅差が多く、地方ではソフトバンクが選ばれていない現状も見て取れます。
まぁ単純にエリア的なことを冷静に受け止めるユーザーが増えただけと思います。地方ではたいていドコモ>au>ウィルコム=ソフトバンク、こんな感じですので。まぁ都会も本当はあれなはずなんですが。

毎回気になる通信モジュールは4万9200、auが4万8200なことを考えるとかなり低い割合になりますが、ドコモが2万0100であることを考えるとまだまだ水増しも頑張っているのかなと感じずにはいられません。

プリペイドは今回は1万1800増、ドコモの-1600、auの-5000とはやはり対照的ですな。以前ほどここで稼ぐつもりはないのでしょうが、まだまだ一翼をになっているのかも知れませんね。

MNPは5万4800増、ドコモから3万5500かっぱぎ、auから1万9300かっぱぎです。まぁ順調にかっぱぎ中。

Yahoo!ケータイの純増は21万8900増で純増全体の81.04%が加入、まぁこんなもんでしょう。

今回はソフトバンクがすごいというよりも、かなり他キャリアに追い上げられてきて勢いが落ちている、という感じです。
ただ他の情報を見ていると、相変わらずものすごいお金を掛けてユーザーを引きずり込んでいるようにしか見えない部分がありまして、こども店長が出ているソフトバンクモバイルのCMとかを見ていると「あぁ…これはある意味『ソフトバンクモバイル』は信用するな…という自虐的なメッセージとして受け取って話のネタにするべきなのかなぁ…」と思ったりもしています。
まぁでもユーザーはそこいらも把握して賢くダマされない様に使えばいいと思いますので、今月もこんな言葉でソフトバンクはまとめてみましょう。

ソフトバンクには超気をつけろ!
安いものには理由がある、いい理由は悪い理由かは知りませんが、ってソフトバンク安くないし(@ω@。

さてドコモ、今回2位です。

地域別では中国、四国、九州で1位、2位のソフトバンクにけっこう差をつけての1位ってのが興味深いですね。
んで北海道が3位、他キャリアにちょっと差をつけられた感じです。
東北は8200増で2位なんですが、1位のauが8600増、3位のソフトバンクが7600増とそんなには差がない感じかな。八戸での感触では人気はあるが数字に繋がらないau、何だかんだで選ばれるドコモ、使えないソフトバンクなんですがね。東北の中でも場所でなにかあるのかも知れませぬ。

今回も先月同様通信モジュールが少ない、たった20100増。他キャリアより明らかに純増に占める割合が低くなっているので、水増しに期待するのはやめているのかも知れませぬな。まぁ一番フォトフレームなどに向いているのはドコモだと思うのですが。
MNPは35500減、いつもどおりソフトバンクにかっぱがれー。

iモード/SPモード純増は今月は純増全体より少なく収まった162900増、純増全体の89.07%相当。
先月に続いて純増全体よりも多い151200増、純増全体の112.84%に相当。

あとLTEの「Xi」は6800の純増で計11700になったと。順調な感じ。

まぁ可もなく不可もなく、穴もなければ面白みもない、というか地方では結局ドコモになりがちな感じで、んで契約者数は何だかんだで圧勝なんだから、大コケしなければ負けないはずなのがドコモなのよね。
ドコモらしく頑張って欲しいなと思います。

3位にはauが来ました。ここ数ヶ月はかなりヤバかったんですが、今回はいい感じです。

地域別1位は東北と北海道、あとは全て3位ですが中国や四国では2位のソフトバンクと僅差ぐらい。先月に比べるとかなーりよくなった。

でも通信モジュールが多すぎ、48200増。てことは実質10万ぐらい?
ドコモやソフトバンクに比べても純増全体に占める割合がかなり高いので(3分の1が通信モジュール)、もうひとがんばりというところですかね。

MNPは-19300、ソフトバンクにかっぱがれるのは毎度のこと。

EZweb/ISweb純増は79700増、純増全体の55.73%相当。先月の純増全体の18.81%に比べるとかなりましだが、ドコモとソフトバンクは80%超えしているので、ここもまだまだ頑張りが必要ですね、ってこれは通信モジュール割合が高いことも一因なんだべね。

先月までに比べるとかなりマシになったauですが、まだまだ本調子には届かない感じでしょうか。
契約者数2位のキャリアとして、まだまだ頑張って欲しいもんです。

UQは今回4位、かなり安定している感じです。
まだまだ勢いが止まらない感じでしょう。

今回5位はイー・モバイル。
えっとまぁあれだ、音声はやめた方がいいのでは?
親会社に吸収されちゃうし、今後はイー・アクセスとの連携に活路を見出して欲しい感じです。

ウィルコムストアさてウィルコム、ビックリしました。
純増になっちゃってますな(@ω@A;
まぁあれだけタダで2台目に関しては実質縛りも無し同然で配ればねぇ…って思わないでもありませんが、まぁ内訳を。

今回全地域純増ですが、地域ごとにかなり開きがある感じです。
東京は純増の半分近い14300増、まぁこれは想定内。
なのに東海は800、北陸100とイマイチ振るっていない。
東海のユーザー数は259600で、190000いる東北の2300増の3分の1しか増えていないのがちょっちね。北陸もユーザー数が43100で、ユーザー数が46900と近い沖縄が1400増であることを考えると芳しくはない。
と思って各地域のユーザー数に占める純増数を比較したら、面白いことが分かりました。
北海道、東北、中国、四国、九州、沖縄といった日本でも東西の方の地域は0.91%~3.09%と高い純増となっているのに対し、北陸、東海、関西は0.23%~0.46%と低い傾向があるんですよね。東京は0.66%。
まだこれだけだと判断しかねる部分があるのですが、北陸ではエリア的な問題であるにしても、関東~関西に掛けては安さではないメリットを優先するユーザーが多いのかも知れない、てところでしょうかね。

この意外に地方に歓迎されているウィルコムってすごいことですよ。
だってこれ、どこでも繋げなければダメという認識から、安いから繋がる場所で通話出来ればいいやという認識の人が増えてきたということでもありますからね。
正直予想外でした。もっと都会でも受け入れられそうなもんなのにね。

まぁでもソフトバンク配下なのでウィルコムにも眉唾して付き合うのがベターだとは思いますです。だれ定ユーザーはもう1台はとりあえずもらっとけ。

今回は内訳がかなり面白かったです。
この流れが来月にも続くのか、はたまたさらなるい変化が待っているのか、来月も楽しみです。

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