音声定額の「あるプラン」と「ないプラン」
この記事はみどウィル支に投稿した記事の再掲載です。
ウィルコムの音声端末向け料金プランには、音声定額の「あるプラン」と「ないプラン」が存在します。
今まで携帯電話を使っていたユーザーの一部にはそれがとても不思議に映るらしく、「ウィルコムはプランが複雑すぎてわからない」などという声を聞くことも珍しくはありません。
しかし実際には携帯よりもウィルコムの方がプランはシンプルであり、ポイントさえ押さえればそれほど難しくなかったりします。
結論を先に述べますと、
ウィルコム向け通話や他社ケータイへの通話、メールの利用が多いユーザーには「ウィルコム定額プラン」が適しており、
固定電話への通話が多いユーザーにはDDIポケット時代からの「音声定額ではないプラン」が適している、
というのがウィルコムの音声通話向け料金プランです。
◆音声定額ではないプラン◆
ウィルコムには音声定額ではないプランも存在します。
基本プランとも言うべき「標準コース(月2835円)」、それに無料通話分を付けた「スーパーパックS(月3465円 無料通話分1260円 ただし通話料は1.2倍)」「スーパーパックL(月5250円 無料通話分3150円)」「スーパーパックLL(月12600円 無料通話分10500円)」、昼の利用がほとんどというユーザー向けの基本料が安い「昼得コース(月2079円 夜間通話料は2倍)」、の5つです。
これらはいずれもウィルコムがDDIポケット時代から提供してきたプランです。
これらのプランの特徴としては、「年関係役割引(昼得コース除く)」や「長期割引サービス」などが利用でき、ドコモなどのプラン同様に基本料金が割り引かれることが上げられます。
しかし同時に、携帯電話への通話料が高く、固定電話などへの通話が安い、という昔ながらのPHSの特徴も残っています。
これらのプランで携帯電話への通話料が高いのは、その昔携帯電話の通話料が高かった時代に、携帯キャリア側の事情でワザワザ高い通話料にしなくてはならなかった、という過去の負の遺産です。
そのかわりに固定電話へは安く掛けられるという過去の良き時代の名残もあります。
固定電話のように距離で通話料が変わるのですが、市内であれば約10.5円/60秒というウィルコム定額プランの半額で掛けることが可能です(ただし1通話ごとに+10.5円が必要)。
またメールやWeb閲覧時のパケット代はウィルコムにしては高めに設定されています(0.0525~0.105円)。
DDIポケット時代から続くプランの恩恵を受けられるのは、通話のほとんどが固定電話への通話であるユーザーだけだと言えます。
◆安心だフォン(通話相手先限定サービス)◆
現在では恋人や親しい人同士などで、片方がウィルコム定額プランを契約し、もう片方は安心だフォンで契約し、安心だフォンを持つ側が連絡したい時にはワンギリをして相手に掛けてもらう、という使い方をすることで、より安く音声定額を楽しみたい人たちの利用も増えているようです。
ほぼ待ち受けのみ、あるいはウィルコム定額プランから掛けてもらうという使い方には魅力的な料金プランです。
これ以外にもデータ端末向け料金プランもウィルコムには存在するわけですが、それらは音声端末ユーザーが利用して得られるメリットはほとんどありませんので選択肢に入れる必要はないと思います。
携帯電話からウィルコムへの移行を検討しているユーザーには、ウィルコムの料金プランは複雑なように映るのかも知れません。
しかしその内容を理解すれば、ウィルコムの料金プランは携帯よりもシンプルであると気付くはずです。
またウィルコムでは自分に適したプランを簡単に探すことができるウィルコム料金シミュレーターも用意されています。
少しでもウィルコムの利用を考えたことがあるならば、ウィルコム料金シミュレーターでどのプランが自分に適しているのか、どのぐらいのケータイ代になるのかを試してみるのも良いかと思います。
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▼参考リンク▼
ウィルコム料金シミュレーター