ほぼ待ち受け用ケータイでベストなプランは?
この記事はみどウィル支に投稿した記事の再掲載です。
日本のケータイ(携帯電話+PHS)の契約者数は1億を超えています。
若い世代や現役世代ではほぼ1人に1台とも言える状況ですが、しかしながらその使い方は人によって大きく違います。
そして使い方が違えば、当然適したプランも違ってきます。
例えば自分から電話を掛けたりはしないが、いつでも連絡が取れるようにという意味でケータイを持ち歩いており、基本料ぐらいしか払わないというユーザーも数多く存在しています。
そのような人に最も適したプランとは何なのでしょうか?
今回は個人で1回線契約、家族契約などはできない場合を考えてみます。
まず大前提として、自分から電話をほとんど掛けないのですから、無料通話分が最も小さいプランが対象となります。
するとドコモの「タイプSS」、auの「プランSS」、ソフトバンクモバイルの「ホワイトプラン」、そしてウィルコムの「ウィルコム定額プラン」が該当します。
比較の為にソフトバンクモバイルのホワイトプラン専用追加プラン「Wホワイト」も対象とし、表にしてみました。
基本料を見ると、「ホワイトプラン」が跳び抜けて安いことがわかります。
完全に待ち受け用としてケータイを持つ場合、また無料対象となる通話・通信しか行わないと決めている場合には、ホワイトプランが最も適したプランであることは疑う余地がありません。
ということで、完全に待ち受け用として持つ場合には、ホワイトプランが最もリーズナブルなプランとなります。他の追随を許さない程の状況です。
ではわずかながら通話を行うユーザーではどうでしょうか?
そう考えると、タイプSSやプランSSには無料通話分があり、ウィルコム定額プランやWホワイトは通話料が安いという点も検討材料になってきます。
月の通話時間合計が25分未満の場合には、ほぼホワイトプランが最安となります。
しかし月の通話時間合計が25分を超える場合には、auのプランSS+My割が近い価格帯(1年目でホワイトプランより370円高い)になり、auのプランSS+My割で契約8年目以降であればホワイトプランよりも安くなります。
とすると、一部のauユーザーであればMy割にした方がホワイトプランより安くなる可能性があると言えるようです。
メールを利用する場合には、ウィルコム定額プランが最安になる可能性もあります。
ウィルコム定額プランは基本料のみで、全ての070への通話と、ケータイメール(pdxドメイン)での全てのメールアドレス宛への送受信が無料になり、またネット基本料がウィルコムには存在しないために差が縮まるからです。
そう考えると、1605円(2900円-980円-315円)相当のメールのやりとりをするならば、ウィルコム定額プランの方がホワイトプランより安く使える、という結論になります。
また今回は比較対象にはしませんでしたが、ウィルコムの「安心だフォン(通話相手先限定サービス 月926~1029円)」やプリペイドケータイを利用することで、自らは電話を掛けない場合でもホワイトプランよりも安く待ち受け用ケータイを手にすることも不可能ではないことを付け加えておきます。
某社の「シンプルに」との言葉とは裏腹にますます複雑化するケータイのプラン(特にソフトバンクモバイル)、その実際のところは利用状況次第で適したプランは異なってくる、ということは何も変わってはいないようです。
本当にお得で便利な自分に適したプランを選ぶには、ヘタな偏見は持たずに周りに流されない考えが必要なように思われます。