新幹線が来る=日本が狭くなる、ということ

「新幹線は救世主でない」 観光関係者らフォーラム(asahi.com7/20)

リンク先記事にて、新幹線がらみのフォーラムが行われ古牧温泉青森屋総支配人の佐藤さんが「新幹線は救世主ではないもん!救世主だったら旧古牧温泉がつぶれないもん(;ω;でもがんばる人にはチャンスはあるかもめ」とか言ったらしい。
またパネリストの観光カリスマ(なんじゃその肩書は)のいち念あお組代表の角田さんも「新幹線で何か生まれると思うのは妄想だもん」と指摘したそうな。
んで聴衆からは「新幹線が来たら上手くいくと思っていたがつまるところ自分次第らしいもん…orz」との感想が出たとか何とか。

あのですね、冷静に、客観的に、かつドライにぬるい目で遠くから眺めるように見てみましょう。
新幹線が開通すればだ、それによって人が1日で行ける距離が延びるわけよ。
言い換えるなら、新幹線開通で日本が前よりも狭くなるということ。まぁ飛行機にも言えることだけどね。

んでそれは、東京→青森が近くなっただけではなく、青森→東京も近くなったということ。
つまり東京などの人を呼び込むチャンスでもありつつ、青森から客をすっぱ抜かれるピンチでもあるわけさ。

そう考えれば新幹線が来れば何でもよくなるわけじゃないってのは当たり前のこと、まぁたしかに可能性は広がるんども、それはネガティブな可能性にも広がるのだと理解しないといろんな人に迷惑かけるぞい、って思うのがベターと思いますですはい。

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2件のコメント

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    八戸開業時も新青森開業時も同じですが、新幹線が来れば景気が良くなる、雇用促進される、観光客がたくさん来てくれる、生活が便利になるという、あれこれ妄想ばかりが膨らんでいるような気がします。
    八戸開業時に、実は新幹線が来たとしても、それだけで全てが良くなるということではないと学んだ八戸地域住民、対する津軽地域住民は直接的な開業効果云々がないことから、妄想ばかりが膨らんで八戸開業時と同じ妄想ばかりが進んでいるような気がします。
    でも、これは青森県がそうさせていると思えなくもありません。
    確かに長年の悲願だった新幹線が来ることはうれしいですから、県をあげて応援していこう!という気になります。
    でも、それだけじゃダメだと思うんですよね。
    ポジティブになるなら、ネガティブにならないための対策もきちんとやっておくことも大事です。
    どうも、そのあたりが抜け落ちているまま新青森開業と迎えることになりそうです。
    そうそう、新幹線の全便停車要望なんて、その最たるものですね。
    八戸もそうですが、七戸十和田に全便停車なんてありえません。
    もっと現実的に八戸開業時にいわて沼宮内、二戸辺りでどのようなことになったのかを学んでほしいものです。

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    これって高速道路にも言えることですね。
    というか高速道路が出来て地方が衰退したのをマスコミはなかなか報じません。
    四国・香川県では瀬戸大橋開通後の年は観光客が9割増となりましたが、その翌年は7割減だったそうです。
    企業の支店も無くなって経済が衰退してましたね。
    「ストロー効果」とはよく言ったもんです。

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