無料駐車場、理想と現実
七戸十和田駅の公設駐車場無料に、町が方針(デーリー東北2/20)
七戸十和田駅周辺に、593台分の無料駐車場を作るそうな。
駅舎北側に2ヶ所341台分、南側に1ヵ所252台分が作られるそうで、完成予定は9月末。
んで小又勉町長は「インパクト肝心だもん!八戸駅や新青森駅にはない特徴で利用者増やしたいもん!」と言っているようです。でも料金徴収を求める意見も出たとかなんとか。
さて、ハッキリ言っちゃえば、無料駐車場は実は無料じゃないんですよ。どこでも。
例えばラピアでもピアドゥでも下田SCでも無料駐車場があるわけですが、実はあれも金を払っている人がいる。
それはテナントです。
無料駐車場はたしかにお客さんは無料です。
でもその駐車場はそのSCなりが有しているもので、その駐車場利用料は中に入っているテナントなどの賃料などに上乗せされているはずなんですよ。「無料駐車場利用料」という名目が無くても、確実にその施設全体の維持費の一部はそこいらから捻出しているから当然と言えば当然。
だからピアドゥなんかでも、実は中に入っているテナントがそれ相当のモノを含んで支払っているはずなのよね。
でも一般の人はそこいらまで考えが及ばなかったりする。安易に「街の駐車場が無料じゃないのはおかしい!」などと言っちゃったりする。ここいらから強引に話の方向が変わっていきそうね。
実際に八戸中心街への要望というかその人個人の不満で多いのは、「駐車場が無料じゃない」なんですよね。
まぁそれは当然の要望です。ラピアやピアドゥは駐車場無料だもん。下田だって無料だもん。街には八戸唯一の映画館「八戸フォーラム」があるけどさ、八戸フォーラムで最大4時間無料の指定駐車場無料券もらえるけどさ、それだってちょっと長い映画みて食事したら足が出るって話で、だったら下田行く人も当然いるべ。同じ理由で、ちょっとした買い物でもらうおんでカードなんて1時間分の駐車料も払えない可能性さえあるって話で、お客にしてみれば街行くぐらいならラピアかピアドゥ行くって思ってもそれは当然よ。
ただ現実として、街はそれぞれの権利者などが多数集まっているだけの存在で、駐車場は駐車場で別運営なのよね。当然街にテナントとしてはいるならば、無料駐車場を確保するならテナント料とは別途に費用が発生するわけだ(どこかの駐車場を借りてそこに停めてもらうか、あるいはおんでカードなどで対応するか)。
これが駐車場の理想と現実です。
んで無理やり元の話に戻して、
七戸十和田駅周辺に無料駐車場を作れば、その運営形態次第では八戸駅や新青森駅から乗るではなく、七戸十和田駅から乗るという選択をする人も出てくることでしょうし、また気軽に駅に来るキッカケになるとも思う。
でも当然その為の駐車料金は実は町などが払うわけですので、その維持管理費用を心配する声が出るのも当然なのよね。
ということで、七戸十和田駅の無料駐車場はやるならがんばれという感じで、そしてこれらのことも真摯に受け止めた上で、八戸中心街においても誤魔化しではない駐車場対策を検討していただくよう願いたいです。
1件のコメント
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なんか大阪のプレミアム商品券みたい。
1万円で1500円のプラスαがつくのですが、府の負担は5%(500円分)で参加するお店の負担は10%(1000円分)だそうです。
ttp://www.pref.osaka.jp/shogyoshien/shogyoshinko/marugoto.html
これでお客さんが負担分以上買ってくれたらいいですが、効果が限定的だったらお店の負担ばかりで最悪です。