ウィルコム、ようやく未来への第一歩を踏み出す

ウィルコム久保田社長、更正法適用の背景を説明(ケータイWatch2/18)
重かったXGP投資、外れたストーリー──ウィルコム、自力再建断念への道(ITmediaNews2/18)
ソフトバンクに“漁夫の利”批判 ウィルコム再建の足かせ(MSN産経ニュース2/18)
ウィルコム:会社更生法適用申請 負債総額は2060億円(毎日jp2/18)

ウィルコムの会社更生法適用申請の記事がたくさん上がってはる。
とりあえず発表されたことをざっとまとめると、
○資本金は100%減資、その上でスポンサーが支援の方向
○京セラの債権も一部回収不可能となる可能性がある
○企業再生支援機構にも支援要請を行っているが、支援があるかはまだ未定
○現行サービスは今後も継続
○取締役は全員やめる方向、社長の久保田氏は管財人として留まれるよう申請中
○社員や拠点の統廃合については今後決める
○スポンサーとの関係はまだ未定
○現行PHSとXGPのサービス分離はしない方向で頑張るが、分社化を完全否定ではない
○XGPについてはスポンサー次第で計画変更も否定はしないがとにかくやる
○スマートフォンは今後も続ける
○ドコモのMVNOは継続する方向でドコモにお願いする

さてと、やっとこさこの問題からの第一歩を踏み出した感じですな。
でも会社更生法で行くということがわかったぐらいで、実際の出資のあれとか、どのように経営やら何やらが変わっていくのかとかが何も分からんね。
と言いつつもおら的には、まぁ中の中にちょいとおまけ付けるぐらいの着地点かなと思いました。とりあえずさよならKDDI。

気になるのは京セラとの関係よね。
ウィルコムにとって、京セラってとても大事な存在よ。仲良くして欲しいよ。出来るだけ債権はらってあげようよ。
今後その辺りに何らかの変化があるのか、あるいは優しい京セラさんが今後もハードなお付き合いをがんばってくれるのか、そこですよね。

あとは変なソフトバンクのトンデモ介入がないことだけを祈りたいです。

あ、忘れてた、産経の記事が他と違って面白いので少し触れさせて下さい。

リンク先記事では「ソフトバンクが漁夫の利狙ってるもん!」と伝えてはる。
んで最初は支援機構も出資する方針だったが、「ソフトバンクが絡んでいるのにその負担軽ともなる支援スルノカボケェ!!」という意見が出て支援機構の出資がなくなったらしい。ソフトバンクのせいじゃん!

てことはあれか、ソフトバンクが不当に儲けるのはアカンと、だからこそ分社化してXGPはソフトバンク自腹で整備しろよと、そう言いたいわけね、産経は。
とするとこの記事のままに受け取って考えると、決定が遅れたのも難航したのもソフトバンクのせいでは? とも思える。その上でソフトバンクに頼らねばならない今の時代、不況なのだなぁとしみじみ思いました。

あぁあとなんかITmediaの記事で「かつては500万契約あったのに」みたいに書かれてあったのでツッコミメール送ったら、素直に直してくれました。
500万契約はウィルコムユーザーの夢だったのになぁ…(=ω=。 とか思いながらツッコミ入れたのは内緒です。

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