ネットでの選挙運動解禁素案
ブログ更新OKに、民主党のネット選挙運動解禁素案判明(INTERNET Watch2/8)
ネットでの選挙運動解禁の為の公職選挙法改正案の要綱が明らかになったそうな。
改正案によると、選挙期間中に候補者や政党のHPの更新やメール送信もOKに、さらに候補者以外がネットで応援運動してもOKという内容だそうな。
民主党は今年7月の参院選で実現したいとかなんとか。
んでリンク先記事では「候補者が有権者に電子メールを送るには事前に相手の同意が必要、選挙運動用であることや送信者の氏名などの明記も義務づけ」などと注意点も書いてはる。
あとなりすましや誹謗中傷は名誉棄損罪や公選法の虚偽表示罪などで対応するとかなんとか。
個人的にはいいと思うんですよ。
ネットでの運動が盛り上がればもしかしたら無駄金を使わなくて済む可能性もあるし、ネットでの応援が可能となればそれをキッカケに投票しようと思う人も出てくることでしょうから。
ただ現状のネットの在り様や国会中継などでの政治家の野次の低劣さを見る限りでは…下らぬ上げ足取りや部分抽出での誹謗中傷合戦になる気がしまくるのよね。
だってこのブログのコメントにさえあるからね、部分抽出でのトンデモコメントが。
そう言えば以前某テレビ局が某知事の発言の一部を抽出してテロップ入れて編集し、本旨とは真逆のねつ造報道をしたことがありましたが、それと同じことがネットでの選挙運動が解禁されたら起こらないとも限らない。
例えばある候補者の発言の一部だけを引用してネットに公開し、その候補者の意図しない発言を流布することもありうるわけだ。
本来発言ってのは前後を読み解いてこそ全体での意味や本旨が読み取れるわけなんでね、しかしネットではそれを理解しないで特定範囲の単語や文章にだけ過剰反応する人が多いのが事実なわけで、そういう意味では例えたような事例は起こりやすい気がしまくりです。
つまるところ、結局は選挙活動がネット解禁されたしてもネットはネット、ネットの基本である玉石混合は変わらないし、それを見極める目がユーザーには必要となってくると同時に、必ずしも好ましくない現実としては見た目のアピールだけで酷く真っ黒に近いグレーな人であっても票の獲得は可能となってくるのだと思います。
さて、そうなってくると今度は選挙運動の在り用を読み解くようなサイトも登場してくるかも知れませんな。
何やら動きがありそうな予感がしまくりです。