8月のケータイ純増数、ソフトバンクからくも首位返り咲き、ウィルコム大純減

事業者純増数累計
NTTドコモ+11万29005512万0500
au+7万78003113万0400
ソフトバンク+11万51002120万8900
ウィルコム-4万0500447万7100
イー・モバイル+6万1100180万9500
総計+32万64001億1374万6400
CORE 3G+97005万2700
8月の携帯・PHS事業者別契約数(電気通信事業者協会)
8月の携帯・PHS契約数、ソフトバンクとドコモが接戦(ケータイWatch9/7)
ソフトバンクが再び純増1位に――8月契約数(ITmedia プロフェッショナル モバイル9/7)

2009年8月のケータイ契約者数が発表されました。
今回ソフトバンクが首位に返り咲き、しかしドコモとは大接戦、そしてまたきたウィルコム大純減と、表面上はまぁそうだろうぐらいの内容です。
しかし内訳、特にソフトバンクがとても興味深いんです。

まずは先月純増トップをドコモに譲ってしまったソフトバンクモバイル、なんとか首位に返り咲きました。
が、その内訳が今回すごいんですよね。

今回もやはり東京への超偏重傾向、純増全体の約83.32%が東京と8割以上を占めています。
ではそれ以外の地域はと言うと関西の+14900と東海+1500、九州+2300がそこそこ多いぐらいで東京以外の地域純増トップは無し。
四国、北陸、北海道は微増で、中国は純増0、東北にいたっては300の純減となっています。まぁ東北でソフトバンクを使うのは無謀よ、普通の3Gすらまともに使えない有り様。
もはや明らかに東京偏重がおかしいべ? って言えるほどの偏り具合です。実は東京がいろいろカラクリあったりしてね(=ω=根拠ハナイガ

MNPでは2000の純増とMNP純増2位、MNP純増トップのauの8000にかなり溝を開けられた形です。
Y!ケータイの純増は純増全体に対して19.81%、なんか今回他キャリアと比べて不自然に少ない感じ。見方を変えれば、Y!いらずの契約が増えたと言うことなのかも知れない。

気になるのはソフトバンクのプリペイドが17500の純減になっている点、これが3Gにシフトされた可能性もあります。
また通信モジュールが48200の純増…これか!

つまり今回、通常の音声契約としてはガッパリ落ち、それ以外の部分で補てんする形で純増首位には立った。
だがMNPやY!ケータイなどから類推するに、通常の音声契約はソフトバンクはがた落ちだと、そういう内訳が見てとれそうです。例の最悪の改悪の影響もあったんでしょうかね。

純増トップだったにも関わらず、あまりにも怪しい不自然な内訳のソフトバンクモバイルですが、まぁでもソフトバンク自体がユーザー軽視で搾取するだけの会社なのでね、いつものアレでソフトバンクを締めさせてもらいます。

つまるところ今回もソフトバンクには騙されるな! ってことで。

前回の純増1位から2位へと落ちてしまったドコモ、しかし好調はキープしている感じです。

今回地域別で見ると、関東と北海道以外は地域純増トップ、関東と北海道でも2位キープと全地域で絶好調です。
まぁそうよね…FOMAのエリアも最強だしHSDPAとかも最強のエリアを誇るし、地域ではむしろドコモが安定なのよね…いやホントに昔から地方ではドコモなわけですよ…いやホントにDポ時代にドコモユーザーに定額制とかの説明したのに「でもピッチでしょ?」と全否定発言されたことを思い出しますよ…あぁ若いケータイユーザーにはDポ自体が分からないかも知れない…orz
という感じで、やはりドコモが本気になると強いなぁ、というのが正直なところ。

MNPを見てみると-9800と最も転出しています。
しかしiモード純増は純増全体の37.47%とまずまずだし、あとは特にいじるところもないなぁ…と相変わらずのドコモらしさをかもし出しています。

まぁソフトバンクに比べて安定性はバッチリですし、面白みも少ないが穴もないドコモには今後も注目です。いじれないけれど。

auは今回3位、ジワジワと盛り返している感じです。

地域別で見ると北海道、北陸でトップ、比較データが少ないながらも沖縄もトップっぽく、関東と関西以外の地域はソフトバンクを上回るなど、ジワジワきているっぽい。

しかもそれ以外のデータがすごい興味深い。
MNPでは8000の純増でMNP純増トップ、しかもEZweb純増が純増全体に占める割合が102.96%とまた100%超え!
ということは、メインケータイでの純増需要は今auが一番熱いと言えるわけです。

おそらくこれには390円シリーズやラインナップは地味だがなんかそそる妙な端末群、そして揺るがぬ独自の音楽動画展開などが影響したのかなぁ…となんとなーく思ったりなんだり。
今後auがさらに盛り返して3強時代になると、体力勝負になってきそうである意味楽しみ、ある意味怖いです。
さぁau、何処まで栄光を取り戻せるべね。

今回4位となったイー・モバイル、内訳は相変わらずです。

EMnet純増はついに純減で-100、0%割れです。音声やらなきゃいいのに。
またMNPは-200と純減。

まぁPCとの抱き合わせ専用キャリアとして、ユーザーに迷惑をかけないようにサービス維持して欲しいなぁと思うばかりです。

ウィルコムストアさてウィルコム、また純減、大幅純減です。

今回全エリア純減、あえていおう、完敗であると!そう言える位の負けっぷりです。
まぁ対策が無かったからね、そうなるわな…って感じです。

CORE 3Gは好調で9700増の5万2700契約、ドコモの純増首位に貢献してくれました。

正直ウィルコムについてはフォローする内容が無いです。
強いて言えばウィルコムカウンター八戸店のおねえさんはキレイだぞと…まったくウィルコムに貢献できないことしか言えないありさまですよ…安売りしてもそのアピールポイントが捉えられていないしねぇ…
もうこうなったら仕方ないので、COREの本サービス開始時に廉価版としての現行PHSでのデータ通信をもっと売って、そしてアピールを打って欲しい。また音声ももっと違う選択肢も増やして欲しい(音声定額無しでメール定額付きのウィルコム標準プランとかさ)なと思います。

さぁ今回、内訳がすごいニヤニヤできる内容でした。
すごい不自然なソフトバンク、ある種の余裕さえ感じさせる穴の無いドコモ、地味に盛り返すauに、音声もうやめたらと思うイー・モバイル、そして現状救いの無いウィルコム、今後も目が離せない感じです。

5件のコメント

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    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    SBMの地域別順位は東京は1位、関西2位、その他の地域は3位だそうな(メイさんのブログを参考にしました)

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    新規契約に抱き合わせでのデジタルフォトフレーム契約とイー・モバイルとの抱き合わせでのデー端末がほとんどなのでは・・・?

    あの手この手を使って純増1位にしがみつこうとしているのが見るに絶えないですね・・・。

    売却しようにも莫大な負債を回収できるほどの価格ではどこの企業も買い取ってくれないでしょうしね。

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    >いいさん
    えっとすまぬ、何を言いたいのかわからん。
    いちおうSBMの地域別順位は知っているが(これらは公開情報ですからね)、この記事でそれと違っている箇所でもあったべか? もしそうならその部分の指摘をよろしく。
    そうでなければなんでこのコメントになったのかなーと思ったり。
    まぁいちおうTCA情報を元に自分で比較した上で書いておりますのでよろしくです。

    >takacciさん
    あぁ、そこいら辺の純増はあるでしょうな。
    いやでも通信モジュールって、普通は自動販売機や各種メーターなどのヤツじゃないっけか?
    まぁフォトフレームの扱いはわからんが、イー・モバとの抱き合わせはデータ端末として形状だべ。
    いずれにしても内部情報が漏れないソフトバンク、中で何をしているのか気になりますな。

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    ウィルコムの減ってる契約者の内訳が知りたいところですね。データー通信層なのか通話層なのか。
    それとも、ただ持ってる受け専用層なのか。
    データならXGPまでどうしようもないですけど、通話絡み層なら料金プランいじくれば血止め位はできそうなんだけど。

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    たしかにそうよね、音声ユーザーとデータユーザーがそれぞれどの程度減っているか、そこ次第でも判断が違ってくる。
    ただウィルコムとしては、現状お金を掛けずにリスクが低く見た目は安く見えるような施策を取りたいでしょうな。難しいもんです。

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