5月のケータイ純増数、全キャリア純増、トップはソフトバンク

事業者純増数累計
NTTドコモ+6万17005475万1700
au+5万19003095万2200
ソフトバンク+10万50002084万3300
ウィルコム+7000455万9800
イー・モバイル+6万7700158万0700
総計+29万33001億1268万7700
5月の携帯・PHS事業者別契約数(電気通信事業者協会)
5月の携帯・PHS契約数、各社が純増に(ケータイWatch6/5)
ドコモの3G、5000万契約目前に――5月契約数(ITmediaプロフェッショナルモバイル6/5)

2009年5月のケータイ契約者数が発表されました。
今回は全キャリア純増、トップはソフトバンクで25ヶ月連続首位です。
とりあえず平和です、表面上は(@w@。

まずは25ヶ月純増トップのソフトバンクモバイル。
今回は圧勝モード、前回僅差だったイー・モバイルも引き離し、純増数では文字通りの圧勝モードです。

ただ今回もやはり東京の純増が全体の約66.2%と3分の2を占めており、大幅偏重気質は変わりません。また今回は関西と東海でも純増トップとなるなど、都市部では強いソフトバンクといった感じでしょうか。

Yahoo!ケータイの加入者数の純増で見ると純増全体の約49%が加入しておる感じで、いまいちメインケータイとしての契約が少ないようにも思われます。あるいは契約時に端末を安くする為の条件として契約はしたが、翌月解除した人が多かったと言うことなのかも知れません。
ところがMNPでは純増トップなんですよね、となると番号継続の人はソフトバンクを選んでいるようで…

私見ではケータイをよく知らない人がソフトバンクに騙されてMNP利用などで契約、ケータイをよく知っている人はリスクが少ない利用法でソフトバンクをセカンド端末用途で活用、という感じなんですが、実際にはどうなんでしょうかね。
まぁ東北なんかを見ると他キャリアに大きく遅れを取っているわけで…というか東北で見るとすごいぞい、ドコモ3200のau3300に対してソフトバンク1700の純増、これはウィルコムの2500増にも負けているって話でして、法人のアレとか首都圏のアレとかがない地域で真っ向勝負ではこうなるのかなぁ、とも思ったりなんだり。

孫社長はあれやこれやと誤魔化しておりますが、相変わらず抜け出せない低ARPUと通信キャリアとしての本分を全うしない経営体制、さらに導入が進められているらしい月月割対象からの基本料を除く改悪など、相変わらず怪しいことばかりをしてユーザーを大事にしていないっぽいソフトバンクモバイル、何時まで純増トップが続くかが今後の見物ですな。
何にせよソフトバンクには騙されるな! ってことで。

続いてはドコモ、純増3位ですが、2位のイー・モバイルがアレなのである意味ケータイ純増2位です。
地域別でみると、北陸、四国、九州でソフトバンクを抑えて純増トップ、東海と関西で純減はしているものの好調と言えそうです。
iモード純増は24700と純増全体の約40%程度とかなり低い数値、MNPも20000の転出と、なんかメインケータイとしては使われていないんですかね。
メインじゃなく新規契約でのメリットがイマイチ見えませんが、まぁそれでもこの好調ぶりで強烈ラインナップの夏モデルを投入してきた辺り、期待が出来そうです。

今回もauは4位、まぁある意味では3位ね。
ただ今回はすごい、北海道、東北、中国でトップ、けっこう好調。いちおう沖縄もトップ。
また今回は他キャリアよりはるかにEZwebの純増率が高い、全純増数に対する割合で言うとドコモの約40%、ソフトバンクの約49%に対してauは約70%と非常に高い。まぁこれでもかつてのauに比べると低いのですが(90%とか思い返すと鬼よね、高すぎね)、きっとこれは全体的な流れなのだと思われます。
夏モデルのラインナップはそれほど目立たないauではありますが、プラン的にはなかなか面白い施策をとっておりますし、今後にも期待がもてそうです。

今回2位のイー・モバイル、でも内訳は相変わらず。
EMnet純増わずかに800、イー・モバの全純増に対してわずか1%、もはやこのキャリアは音声で勝負する気は無いだろうと言っても言いぐらいのデータ偏重振りです。
また今回ソフトバンクにかなり離されておりますが、おらの個人的な観測では今後は悪くなることはあっても良くなることは厳しいと思います。あぁいうセット販売はいずれ頭打ちになるものよ。
今後新たな本質的な施策がイー・モバイルには必要なのかも知れません。

ウィルコムストア
さてウィルコム、今回はものすごいことになっています。

全体では7000の純増ですが、東京は8600も純減しているんです。
それをカバーするかのように関西の7300純増を筆頭に、北海道+1000、東北+2500、東海+900、中国+2100、四国+1200、沖縄+500など各地で大幅純増です。
正直これは、今まで無かった事態です。
今までは東京の純増に左右されがちで、東北など一部地域で若干増ぐらいだったもんですが、今回はそれが全く当てはまらない状態、ただ説明も可能な珍しい状態です。
おそらくは法人等の大型解約などがあったのかも知れませんね、東京。
しかし音声・データでの980円契約がようやく実ってきての純増効果が合わさったと。
ちょうど先月も東京が同じぐらいの純減だったわけでね、楽観的に見れば地方から中央へとジワジワ好転しているといいなぁ…まぁそんな都合よくはいかないだろうなぁ…
まぁ何にしても必死にやったのねウィルコム、という感じかなと。

今回は表面上は平和に、しかし各キャリア毎に良い点、悪い点が多く内包されていてかなり楽しめた感じです。
さてさて、夏に向けてどのように変わっていくのか、楽しみですな。

2件のコメント

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    >東京は8600も純減しているんです。
    3Gが8100増えてるので、そっちに乗り換えたのかなと思いました。

  • SECRET: 0
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    あぁその可能性もあるのう。
    ということはだ、おらはそれ以上に純減していると思っているってことね…安易な期待はしないんです…欲しがりません勝つまでは…(;ω;

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