2月のケータイ純増数、ウィルコム純減、純増トップはソフトバンク

事業者純増数累計
au+24万98002956万2000
ツーカー-4万870027万6600
KDDI全体+20万12002983万8700
NTTドコモ+4万37005321万4000
ウィルコム-2万9400459万7000
ソフトバンク+22万81001804万2300
イー・モバイル+4万280028万1300
総計+48万64001億0597万3300
2月の携帯・PHS事業者別契約数(電気通信事業者協会)
2月の携帯・PHS契約数、ウィルコムが再び純減に(ケータイWatch3/7)
ソフトバンクとKDDI、純増約20万で拮抗──2月契約数(ITmedia+Dモバイル3/7)

2月のケータイ契約者数が発表されました。
今月からドコモが携帯一本となり、来月でツーカーも契約者数が0となることでお役ご免となる毎度おなじみのみどりうか流「携帯でもPHSでも同じキャリアなら一緒にしようよ方式」、ぶっちゃけ集計は楽になっていたりしますで今月もよろしくです(=ω=A;

今回の純増トップもソフトバンクモバイル、これで10ヶ月連続での純増数首位キープです。
が、今回はいろんなアレやコレやで純増数を上乗せしたKDDIがすぐ後ろに迫ってきています。
そしてウィルコムが昨年11月以来の純減、ある意味納得のいく動きとなっているようです。

まず今月も純増トップだったソフトバンクモバイル、これで10ヶ月連続トップとなり、このままいけば1年純増継続も夢ではありません。まぁいろいろとボロというか問題は出まくっていますけどね。
今回はKDDIの追い上げを許したわけですが、実はauのプリペイド乱売の影響だけでなく、MNPを利用した純増もauに追いつかれてきており、もしかするとユーザーが事実に気付き始めているのではないかとも思わせる内容となっています。
まぁホワイト学割も0円を強調していますが、実際に得をするのはけっこうヘビーに利用するユーザーだったりしてライトユーザーは普通のホワイトプランと変わらない+3G端末購入必須な為に逆に高くなる可能性があったりするわけでして、その辺りも含めていろんな見た目だけのカラクリがあるということがさすがにユーザーに周知されてきたんだとおらは思いたい。
そしてソフトバンクモバイルには純増トップのケータイキャリアとしてしっかりとモラルをもってもらい、ユーザーを大事にする姿勢を持って欲しいと本当に切に願いたいです。釣った魚にもエサあげようね。

KDDIは今月は水増しちっくなことをしつつの、しかしMNPではソフトバンクに引けをとっていないだの、良いんだか悪いんだか判断に悩む幹事での純増2位です。
例のプリペイドの水増し疑惑を考えれば実の無い純増2位との考えも可能ですし、しかしながらMNPでソフトバンクに引けを取らない部分を考えればユーザーのメインケータイ動向が再びauに向きつつあるとも言え、「実はauって巻き返してきているの?」とも思ってしまいます。
まぁどうも販売店では今一番美味しいのはauだという話もありますし、もしかしたら販売の現場でのテコ入れとかもあるのかも知れませんね。
その辺りも考えると、ここ数ヶ月のauとソフトバンクからはますます目が離せなくなりそうですな。

ドコモは今月も純増が伸び悩んでいるようです。
特にMNPでは相変わらずがっぱりと純減、ソフトバンクとauにもっていかれまくりのようです。
がしかし、相変わらず機種変は好調のようで、またmovaからFOMAへの移行も順調であり、現在ドコモで主流となっているバリューコースの実質2年縛りのことなどを考えると、意外にもケータイシェアトップのドコモ的には悪くない戦いを続けているのではないでしょうか。

ウィルコムストア
さてウィルコム、予想通りの純減と言っても良いかと思います。
とりあえず純増の理由が無いですからね、他キャリアの猛攻に対してウィルコムは冬モデルの投入もありませんでしたし、プラン的な攻めも新つなぎ放題ぐらいしかありませんし、加えて春モデル投入前である程度は客足が止まったでしょうからね。
だから個人的には予想通りの純減、まぁ冷静なウィルコムユーザーなら受け止められることだと思います。

個人的に問題と感じているのは、一部のユーザーがなんかすごいごちゃ混ぜの理論でウィルコムを卑下していることよね。
音声料金プランで言えば「ウィルコム定額プランは高い」というものがそれ、これはある意味当たっているが、ある意味ではとんでもない的外れの理論なのよね。
ウィルコム定額プランが高いという理論は、待ち受けメインのユーザーもしくは家族間の通話ぐらいしか使わないユーザーには高いという意味では正解、これはもうまぎれも無い事実ね。
まぁ家族定額は置いとくとしても、待ち受けメインユーザー向けに低廉なプランの提供ってのは必要に思います。音声定額無しでメール定額付きで1480円とかでも十分勝算はあると思うんですけどね。

ただウィルコム定額プランが完全な音声定額としてのこの料金で高いというのはトンデモない思い違いです。
他キャリアがウィルコム定額プランと同様のサービスをしようとしたら、たぶんこの価格では収まりませんよ。
イー・モバイルだって実質ウィルコム定額プラン以上の支払いになりますし、これがドコモやau、ソフトバンクだったらトラフィックの影響を考えるとマトモなサービスが出来ないか、あるいは魅力の無いほど高い価格になるかの2択のはずです。

この辺りの似ているけれども本質的に違うことをごちゃ混ぜで考える人が増えてきていること、これはある意味ではウィルコムがユーザーの求めるプランを提供しきれていないということです。
まぁウィルコム定額プラン自体が3年近く前に発表されたプランですからね、当時は待ち受け用途としてもある程度の魅力があったものの、今ではその用途ではユーザーの満足は得られないことは周知の事実。
とにかく変化の早いケータイ業界なのですから、ウィルコム定額プランの改定とは言わないまでも、安価なプランの提示も必要ではないか、とウィルコムには強く言いたいです。とココで言ってみました。

イー・モバイルはけっこう好調ですね。
まだ音声もない状態でこの純増は見事だと言えます。
ただ発表された音声プランは、お世辞にも良いとは言えませんね。
ある意味ソフトバンクモバイル以上の騙しプランを出してきたわけで、ケータイ業界に悪しき影響を与えないかと勝手に心配しております。お上が文句付けてくれることを祈りましょう。

今月はほぼ予想通りの流れでしたが、auの動きだけが意外でした。
まだまだ春に向けて波乱が多そうですね、来月のケータイ純増数にも注目です。

1件のコメント

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    はじめまして。
    定額料金の多寡についてはそのほかに「アクセスチャージ料金も関係してくると思います。
    SBMはドコモやAUより高額のチャージをとっているので、他社からの待ちうけ専用でも利益が出て、準定額を可能にしているのではないでしょうか。

    ただ、SBMもシェア増大によりSBM同士通話(いわゆるタダ友ですか)が増えるとARPUを押し下げる要因になると思います。
    うまくデータ収入へと切り替われないと、定額維持も難しくなっていきかねないでしょう。

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