4月のケータイ加入者数、KDDIとソフトバンクが好調
2007年5月9日
4月の携帯・PHS事業者別契約数(電気通信事業者協会) 4月の携帯・PHS加入者数、ソフトバンクが好調(ケータイWatch5/9) PHSの契約数が500万達成、ソフトバンクの3G率は50%を超える──4月契約数(ITmedia+Dモバイル5/9) 4月のケータイ契約者数が発表されました。 |
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今月もトップはやはりau、単月純増数2位のソフトバンクモバイルの倍以上の36万強の純増、ツーカーの純減を加えてもKDDIはソフトバンクモバイルの5割増と相も変わらずの高調ぶりです。
今までと比べるとauの純増が鈍ったようにも見えますが、ツーカーの純減も減っているのでツーカー→au移行組が減った結果なのでしょう。
まだまだ勢いは止まりそうもありません。
そしてソフトバンク、ドコモを完全に引き離しての16万強の純増を達成しました。
新規契約の9割がホワイトプランとの話もありますので、純増のうち15万弱はホワイトプランということになります。
もしこれがホワイトプランの音声通話部分目当てのダブルホルダーなどであれば、ソフトバンク的には利益の上がらないユーザーが増えていることになります。
また4月にはホワイトプランが400万契約を突破し4月だけで100万契約上乗せしたという報道から、既存ユーザー85万がホワイトプランへプラン変更したこととなります。
借入金の条件は満たしているものの、その売上や利益は今後減っていくことも予想されますな。
まぁこれが予想内なら良いのですが、もし予想外であればボーダフォン時代の悪夢の再来となるのではないかと思うのは勘繰り過ぎでしょうか?
さて、ドコモはかなり厳しい状況にあると言えるでしょう。
携帯が6万5800純増だがPHS分の純減で4万3200の純増どまり、ソフトバンクモバイルどころかウィルコムにも純増数で負けている状態になってしまいました。
累計契約者数で大きく他キャリアを引き離しているとはいえ、この状況が続くのであればドコモ的にもあまり良くはないでしょうね。
2in1などでどれほど巻き返しができるのか、今後が気になります。
今月はドコモがかなりの低調かつKDDIとソフトバンクの好調、そして安定純増のウィルコムという状況だと言えるでしょう。
しかし見方を変えれば、ソフトバンクモバイルはホワイトプラン目当てのダブルホルダーが純増数に貢献している可能性もあり、それらをカウントしなければもしかしたらドコモとソフトバンクモバイルの立ち位置はまったく違っているのかも知れません。
とするならば、もしかしたらドコモの「2in1」投入で状況が一変する可能性も0ではないわけよね。
そうか…今年の夏もいろんな意味で熱くなりそうですな(=ω=。