KDDIが船上基地局実験、災害発生時の通信インフラ確保に期待

災害時に船上基地局、KDDIが実験(ケータイWatch11/28)

KDDIが災害時向けの船上基地局実験を行ったそうな。
船は海上保安庁の巡視船「くろせ」で、そこに衛星パラボラアンテナと基地局設備を設置し、災害時に海から陸に向かってエリア化しようという試みらしい。
実験は呉市にほど近い倉橋島・大迫港にて行われ、1kmもしくは3km離れた南側の沖合から沿岸部に向けて電波を照射し、陸上の測定ポイント3箇所で電波状況などを確認。リンク先記事によると、通常の毛色よりも遠回りするために0.5秒ほどの遅延があるらしいが音声自体はクリアで、会話に支障はないらしい。
今後課題の洗い出しなどを行って、2013年中の実用化を目指すそうです。

これは素晴らしい発想ね。
東日本大震災では地震と津波により、余りにも広範囲で多すぎる断線や基地局喪失が発生、さらに広域での長時間停電の発生により基地局のバックアップ電源もダウンするという想定すらしていなかったような状況で、回復にも膨大な時間が必要となりました。
しかしそれでは間に合わないケースもあるんですよね。
そこを海上経由でエリア化出来るならば、陸上経由で臨時エリア化出来ないような地域でも様々なことが可能となってくるはず。
これは是非とも早急に実用化にこぎつけて、また利用される場合にはキャリアがどうとか言っていられない状況に陥っていることも十分ありえるので、出来る事なら3キャリアが使えるような方向に持って行って欲しいと思わずには要られません。

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