開発が先か、鉄道廃止が先か
2012年1月26日
とうてつ駅ビル跡地に商業施設(Web東奥1/26)
市街地再開発 商業施設など整備/十和田(デーリー東北1/26)
とうてつ駅ビルの再開発をする地元業者の記事が新聞に載ったようです。2013年7月オープン予定と。
んでデーリーの方には『十和田観光電鉄鉄道事業廃止で地盤沈下が懸念される駅ビル周辺の再生を再開発で図るもん』みたいなことが書いているが、なんか酷い話だと思った。
まぁ結果的に、十鉄の鉄道廃止も地盤沈下の要因となるでしょうさ。
でもあちこちから漏れ聞こえてきていた話は、この地元業者が再開発に邪魔だから鉄道を無くさせたいみたいな話でしたよ。なんでかその時には前に出てこなかったけれどもね。
んで今回まるで、鉄道廃止で困った地域を救いますみたいな記事に見えちゃっているのに違和感覚えまくりです。
もし本当に地域の再生を考えるなら、もっとちゃんと話し合いをするべきでしたよ。鉄道について。
それをなし崩し的に廃止ありきで推し進め、参加者の話を聞いたふりするだけで「タイムリミットだもん」って言ったような利用者を踏みにじるような悪しき前例に落ちてしまったこと、非常に残念です。
だってあれだよ、あの方法が許されるんなら、何かを作る時に周囲に反対者がいても説明会を1回開いただけで「もう決まってますから」って押し切ればいいってことになるものさ。
そりゃ決定稿の時系列で言えば、鉄道廃止が先に決まりましたよ。
でも再開発で鉄道も活かそうという考えがもしあったならば、少なくとも今のような利用者軽視の方法はとらなかったはずと考えます。あの時点で出て来なかったのだから廃止させようとした確信犯と言っても過言ではなかろうて。
本当の意味で考えた時、開発が先か、鉄道廃止が先かの意味はどこにあるのでしょうね。
とても残念です。