ひまわりやゼオライトなどでの放射性物質除去実験が始まる(まだ個人ではやらん方がよか)
農地除染の実証試験に着手 国・福島県、8月めどに検証(河北新報5/29)
飯舘村で農地の除染実験 ヒマワリなど使い検証(47NEWS 5/28)
土壌の放射性物質除去へ実験開始(NHKニュース 5/28)
放射性物質除去の実証実験が始まっているそうです。
方法は3つ、まずは物理的に汚染土壌を除去、これは数値の高い場所で行うらしい。
次に土と水をかき混ぜた泥水に鉱物ゼオライトを混ぜて浄化作用などを調べるとかなんとか、土壌除去ほどじゃない場所、水田などでやるらしい。
んで最後にひまわりやアマランサスなどを植えて放射性セシウムを吸収させようというもの、これはゼオライト豆乳よりも汚染が低い地域でやるっぽい。
これらの実証実験を5月28日から開始し、各種作業での効果や処分法(土壌やひまわりなどの枝葉根などなどの放射性廃棄物とかのことね)を検討したりなんだりとかするんだと、
この実験は飯舘村や川俣町などで行うそうで、8月中には検証結果をまとめて農地除染の本格実施を目指すそうです。
平たく言うとあれだ、汚れた部分を取り除くか(土壌除去)、ゼオライトで吸着ろ過させるか(水槽のろ過にも使うよね、キムコのイメージ)、植物に吸収させちゃうか(農業でも余分な肥料分を吸収させる目的でやることがあるよ)、という、普通にありふれた方法だったりもします。いやホントにそんなもんだって。
ただそれぞれ問題点があるので、個人ではどれもまだやらん方がよかね。
土壌除去は個人ではやらん方がいいというかやる人はまずいないだろうが、これは除去した土砂を何処に処分(最終的には埋設かな)をするかが決まっていないと。
土壌とは言え放射性廃棄物の類ですからね、まぁ安全・安心のために表土を除去するのは効果的だろうが、でもその除去した表土をその土地の角に置いたりしてればあまり意味無いじゃん! ってことにもなりかねない。
んでゼオライトは、まぁキムコよったのですよ。
水槽やっている人や、あるいは園芸をやっている人なんかは知っているんですが、ゼオライトとかっていろいろ吸着するのよ。水槽では汚れを吸い取る吸着ろ過材として(鉱物系での底面ろ過信者のおらにはゼオライトは敵だ!!)、園芸では土壌改良効果(なんかいろいろよさげなのよ、悔しいが実際に効果があるんですよ)でよく利用されますが、とどのつまり放射性物質を取り込むだけなので、最終的には除去処分などしなくてはならないはず。
最後にひまわりなりアマランサスなりに限らずの植物、まぁ普通に放射性セシウムなどを吸収するんです。
はいこれも同じ、植物の体内に取り込むだけで、最終的には除去処分になるぞと。
結局3つの方法は途中経過が違うだけで、最終的には放射性廃棄物が発生するわけです。
んでその作業している間にも人に影響するかも知れないし、また処分しないでおいておくとまたヤバイので、作業方法や処分方法などまで含めて検証実験しているわけなんですな。
ということで個人でやるのはちょっと待て、ということになるわけです。放射性物質除去目的のひまわり作戦でも『ひまわり作戦に参加するための種まきはお控えください。現在、処理を含めた出口戦略が固まっておりません。福島県内外を問わず、一般の方に参加をお願いすることは難しい状況です。』って言っているぐらいだしね。
良い結果、あるいは効率的な方法が見いだせることを願いつつ、静観しましょう。
あぁでも、放射性物質除去目的じゃなく、みんなの心に花咲かせようみたいなひまわりリレーはイイと思うんですよ。あぁすごい手前味噌だorz
まぁみんなでひまわり植えて咲かせてタネ増やして元気になろうよ(@▽@♪
ぐらいの勢いです。