地デジ移行後の携帯端末向けマルチメディア放送はドコモ陣営のmmbiに
携帯向け新放送、ドコモ陣営に免許(YOMIURI ONLINE 9/9)
携帯マルチメディア放送、電監審は「mmbiが適当」と答申(ケータイWatch9/8)
昨日ドコモ陣営に決まった「携帯端末向けマルチメディア放送」の事業免許について、読売のリンク先記事が一般にも分かりやすいなぁと思った。
要するに、テレビ局と組んでこれからがんばるドコモ陣営のマルチメディア放送(mmbi)と、いろいろ実験してきたKDDI系のメディアフロージャパンが争って、「基地局整備コストが低く番組供給事業者が参入しやすく財務的基礎がより充実している」という理由でドコモ陣営が選ばれたという話。既存の放送用基地局を活用することでの当初の段階で世帯カバー率59%に、さらに5年後には92%に拡大とかが判断材料になったのかもね。
あと番組の供給事業者については年度内にも複数選定される見通し。
んでリンク先記事の最後に「総務省が選定先を決めて諮問する従来の形ではなく電監審に選定を委ねる異例の対応」「審査の透明性を求める声があったことと、財務評価が高いと評価され次世代通信免許を所得したウィルコムがその後経営に行き詰まったことで総務省の審査の精度も問われていた」などとも言ってはる。
まぁ考え方は人それぞれだから、人の群れが判断する以上は妥当と思う人もいれば不当と考える人もいるでしょうけれどもね。
ただテレビ局はメディアフローに決まったらそっちに流れるだろうし、当然そうなればエリア展開は加速するだろうし、ある意味ではそういう流れを先に掴んだドコモの判断勝ちだったのかなと。
まぁどうせならいろんなキャリアにも対応して欲しいなと思います。
あと最後のウィルコムのはなんだかなぁと思った。選定時にも再生に向けていた時にも、再三再四あることないことないこと言って邪魔してきたのはソフトバンクなのでね。
結果的にXGPの未来が無くなったのは、XGPを否定し続け、XGPの権利を奪い、XGPですらなくしようとしているソフトバンクの干渉の結果なんでね。その辺りのことも今後は考えていかねばならないのでは? と思いました。