9月のケータイ純増数、ソフトバンク首位、auがそのすぐ後ろに
事業者 | 純増数 | 累計 |
NTTドコモ | +6万6000 | 5518万6500 |
au | +10万2300 | 3123万2700 |
ソフトバンク | +10万8000 | 2131万6900 |
ウィルコム | -4万2100 | 443万4900 |
イー・モバイル | +8万8200 | 189万7700 |
UQ | +2万1700 | 2万1700 |
総計 | +34万3900 | 1億1409万0400 |
CORE 3G | +6900 | 5万9600 |
9月の携帯・PHS契約数、auがソフトバンクに迫る(ケータイWatch10/7)
“2年縛り解け”ユーザーの獲得で明暗――9月契約数(ITmedia プロフェッショナル モバイル10/7)
2009年9月のケータイ契約者数が発表されました。
今回もソフトバンクが辛うじて首位、そのドコモを猛追したのはドコモではなくau!!、ドコモ失速のウィルコム純減のUQも初めて出てきたよ、という感じです。
なんか先月までとまた違った意味で楽しめそうです。
今回も内訳が楽しめそうです。
今回もやはり東京への超偏重傾向は健在、純増全体の約82.78%が東京と8割以上を占めています。
それ以外の地域での純増トップは今回無し、純減こそしていませんが他キャリア、特にauにかなり差をつけられている状態にあります。
MNPでみるとソフトバンクは+21500とMNP純増トップとなっています。ドコモからがっぽり移行ですな。
Y!ケータイの純増は純増全体に対して52.41%と良くは無いが悪くもない数値。通信モジュールも先月のような不自然な増加は認められない。
ということは、相変わらずの東京偏重で引っ張り、怪しいことは今回はしなかったという感じですかね。んでMNPは乗り換え割で2万のプラスと。
今回いじりどころは少ないですが、危うさは変わらず、MNPと東京純増こそ堅調だがその他の情報は良いとは言えず、張り子のトラのような状態にも思えます。
まぁソフトバンクという会社のやり口を考えれば、仮に経営状態が悪くなってもウィルコムのようなマトモな改善はせず、ギリギリまで「問題ありません」と言いながらいろいろ売りつけて、ある日突然某柿本石油のように表面化して健全化の名の元にいろいろ値上げでユーザーが泣き寝入り、ということになりそうで怖いです。
ということで今回もソフトバンクには騙されるな! ってことで。いやホントに乗り換え割りは…月月割改悪を込みだと実質値下げ0円じゃん…いやホントにみんな騙されないでぇ…(;ωq
関東こそソフトバンクに3万超の差で負けていますが、それ以外の地域は全て純増トップ。関東でまけた分を地方で全て取り返していると言ってもいいぐらいです。
MNPも好調+19600、ドコモからもらったお客はソフトバンクと同程度。
EZweb純増で見ると純増全体に占める割合が76.83%、前回・全前回の100%超えとはいきませんでしたが、これはケータイキャリアではトップの数値。
この辺りの数値からも、auはメインケータイとしての選択が相変わらず多かったのかなと思います。
あとEZweb契約していない人の辺りは、390円の指定通話定額が絡んでいそうですな。まぁ端末代と基本料を考えればウィルコムの方が安くなるのですが、やはりTVCMとか打っておると強いよね。
では穴はないかというと…何かあるのかなぁ…見当たらないなぁ…
上手いというかアホかというかすごいiidaブランドのあれもありつつも、いろいろと本当に新しい取り組みもやっていることだし、堅調だなぁと思います。いやホントに。
さてドコモ、4位になっちゃいました。ある意味3位ですが。
地域別の純増で見ると1位がなく、しかしながら3位は関東・関西・東海だけで、意外にも地方部ではソフトバンクには負けていない感じです。
が東海の純減が痛い、都市部での解約が多かったんでしょうかね。ちょうど2年縛りもアレな頃ですし。
MNPを見てみると-41000、超転出です。持ってかれまくっています。しかもiモード純増もマイナスです。
もう今回がっぱり持っていかれまくっている、としか言えませんな。
ドコモ的にはユーザー数は圧倒的なのでね、勝たずとも負けなければOKなのでしょうが、今回のような状況が続くようであればまずいですね。端末とかは一般向けにはいいのになぁ。
EMnetの純減は継続、で-200です。音声やらなきゃいいのに。
またMNPも-200と純減。
とりあえずPCだけ売ってくれればと思いますが、ネットブックならもしもし本舗でウィルコムとのセットの方が安くなるのではないかと思うのは内緒です。
今回も全エリア純減、完敗ね。何も対策出来なかったからね、そりゃそうなるさ。
CORE 3Gはそこそこ好調だが、こちらも需要(ちょいと高くても速度そこそこ出てくれれば、かつ、ウィルコム絡みを捨てられない人)は満たしたのかなと。
前回に引き続き、ウィルコムについてはフォローする内容が無いです。
強いて言えばのウィルコムカウンター八戸店のキレイなおねえさんすらもう出せない、それぐらいに良い材料が無いです。
どうも宣伝に関しては高校生半額辺りを前面に押しているようですし、また価格的にはスペシャルモデルで押しているのですが、もうあれだ、ハッキリ言ってしまおう。いちおうウィルコム好きだが誤魔化していてもらちがあかん。
既存ユーザーを大事にしないとだめ!!
今やっている施策は、全て新規獲得の施策なわけですよ。
まぁそれが悪いとは言わないが、現状純減が続いていて新規獲得策だけではダメな以上は、既存ユーザーがまた使ってもらえるようにとの少しでも努力が必要と思います。
あまりみんな言わないけどさ、ウィルコムは既存ユーザーへの改悪もどきの価格設定をしてきたのよ。新規だけ優遇で機種変すると損、みたいなね。
そんな釣った魚に餌をやらない方法はね、釣った魚も飼育しよう意識の強いアクアリスト的にはダメなわけですよ。あぁおら釣りいってなかった、なんかそれた。
だからせめて、既存ユーザーがもう2年使おうと思えるぐらいに、スペシャルモデルとは言わないまでも、最低でも新規ぐらいの価格帯で端末を提供して欲しい。ぶっちゃけると実質0円にしてけれ。
それだけでも若干違ってくるはずだから、なんとか既存ユーザーに優しいことをして欲しいもんです。
とりあえず純減は続くと予想しない理由がありませんな。ただ一部ユーザーが煽っているウィルコムが終わり、ってことはないと思います。
さぁ今回、正直auの猛攻に驚きました。ソフトバンクもそうですが、やはり実際に安いかどうかではなく安く見せるかどうかも大きいんですかね、哀しいことだが。
そんな虚実織り交ぜのケータイ模様、年末に掛けてどう転がっていくのか、来月の発表も楽しみですな。
1件のコメント
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auは、ドコモの2年縛り切れのタイミングに合わせ、インセンティブ山盛りで新規シンプル一括0円端末を大量に売り出した成果も出ているのではないでしょうか?
シンプル一括ユーザーの目的はセカンド携帯として基本料金980円+指定通話定額390円=1370円での定額使用。
私の会社の後輩も全く同じ方法でセカンド携帯を契約しました。もちろん私のアドバイスによってですが。
ドコモは通話定額の施策には相変わらず消極的なのでしょうかね。このまま4位が続けば、苦渋の決断をする日も近づくのかもしれませんが。