休耕田でのバイオ燃料用の米栽培は良いことかと
2009年2月14日
全農、コメからガソリン代替燃料 製造プラントを公開(Web東奥2/13)
JA全農が新潟市にある米を原料としたバイオ燃料製造プラントを公開したそうな。
原料は新潟県内の休耕田で栽培した米だそうな。
石油よりもバイオ燃料がCO2輩出的に良いといわれるのは、現在の地球上で太陽エネルギーを使って植物がCO2を吸収して生産した結果の原料を起源としているから。石油とかは(発生に諸説あるが)昔の預金のようなもので、それをとにかく使うのは親の財産を食いつぶしている道楽息子のような行為ですからね、あぁかなり御幣のある言い方かな(=ω=。
ただこの際に問題となるのは、現状のバイオ燃料生成の主流が人向け食用穀物を原料としている点よね。すると当然食用の供給が減り、価格は上がり、みんな困ると。
だからこそ食用ではない原料起源のバイオ燃料の研究が進んでいるわけです。木材とか海藻とかね。
んで日本の場合には、唯一食料自給率が100%を超える穀物『米』という存在があり、それどころか米作りすぎってなことで減反での休耕田の大量発生という問題もありまして、そこでバイオ燃料の原料を生産できないものかという取り組みが成されてきていたわけでして、今回のプラント公開でそれが一般に認知されて後押しされるのであれば、バイオ燃料の推進の意味でも、休耕田の有効活用の意味でも良いのではないかと、そう思いますですはい。
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休耕田での燃料コメ作は「減反カウント」とする、と言うのであれば結構な事かもしれません。
生産コストも相当減少できまいか?
・多作品種で、食味も悪いものを選べる
・農薬、要るの?
・検査とか、多分少ない?
あと、事故米とかの問題も解決できそうな気がする
アメリカのとうもろこしもエタノール用は全然品種が違うんでしょうし。
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私の知る限り、食用よりも売れるので人用も飼料用もバイオエタノール用として転売しただけの話よね、まだ現状は。でないければ穀物の高騰など起こらなかっただろうし。
また新たに農地を増やすのは実は環境破壊だし(農地開拓は大量のCO2放出とCO2消費生物を減少させることです)、かと言って作付けをバイオエタノール用の品種(製造を考えるとデンプンとか多い品種?)に転換するとなると人用や飼料用とかの生産が減る事となり、結局は食用・飼料用とダブる作物を原料とするのはいろんな無理があるわけなんですよ。農地でも余っていない限り。
だからぶっちゃけ、アメリカやブラジルなどで行なっているトウモロコシ原料のバイオエタノールは、先進的に見せかけながら自殺行為でしかないわけです。
おまけに今後は環境の変化で現在の農地での作付けは難しくなると予想されているし、長い目で見ればアメリカなどのバイオ燃料政策は続かないとおらは思っていますよ。
ということでアメリカを引き合いに出すでなく、脱アメリカ的な取り組みと読み解く方が良いと思いますです。
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燃料用米を作るんであれば、
まずコメ油を取ってバイオディーゼル燃料に、
絞りかすを発酵でバイオエタノールにする位に、
徹底的に利用して欲しいもんです。
かつてディーゼル乗用車に乗ってた人間としては、
ガソリン一辺倒ってのもどうなのかな、
とも思ったりしてます。
と言いながら、今はハイブリッド車なんですが・・・
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とりあえず無駄を無くして使い倒す事は重要ね。
回収できるところからは回収を、搾り出せるところからは最期の一滴までってね。
ただ米からバイオディーゼルってのは、効率的には厳しいかもね。最初からバイオエタノール用として割り切る方が工程関連で単価が下がりそうな気もする。
まぁそこいらも含め、いろんな意味でまだ途上段階なのでしょうな。
ちなみに、おらは普通にガソリン車。
ハイブリッドは高くてまだまだ…(;ω;