ウィルコム、「ドコモと提携」報道にコメント(ケータイWatch12/1)
主要ニュース－各分野の重要ニュースを掲載(NIKKEINET12/1)
ウィルコムが携帯参入へ　ドコモ回線で通信(SANSPO.COM社会12/1)
ウィルコムが携帯参入？　ドコモMVNOで、一部報道(ITmediaNews12/1)

ウィルコムがドコモ網を利用したMVNOを検討しているらしいです。
一部報道では携帯でのデータ通信事業に来春参入する方針などと伝えておりますが、参入タイミングや現状とこれからのウィルコムの事業方針を加味すれば、イー・モバイルがドコモ網をエリア拡大までの繋ぎまで利用しているのと同様に、次世代PHS「WILLCOM CORE」のエリア保管用にドコモ網MVNOで対応する可能性が高いと思われます。

さて、今までのウィルコム、そして他社ケータイキャリアの動向から予測しますし、WILLCOM COREが八戸市に来るのはまぁ早くても2010年の春以降じゃないかと思っています。ぶっちゃけ最初は首都圏に関西東海九州の都市部で、その後大都市、県庁所在地、その辺りの補完を進めてやっとこさ地方の県庁所在地じゃないけどそこそこの規模の市、っていう感じでしょうからね。
だからその間の補完ってのは実はかなり重要で、その手段の1つとしてはドコモのFOMA網を利用したMVNOで提供って言うのはある意味現実的な手法だと思います、

ただ問題も多々ある。
仮にネット網としての実現ができたとして、端末も対応しなくてはならないという問題も出てくる。
当初のラインナップはまぁデータ端末になるでしょうから、一番実現が早いのはFOMA端末をウィルコム版FOMA用にカスタムしちゃうことですか。ただこうなるとWILLCOM COREが来ても簡単に移行する事が難しいと言う問題が出てくる。端末買い替えになりますからね。
とは言ってもウィルコムで囲えばCOREの認知度も上がるだろうし、いろんなアプローチができるかも知れないし、良いことはいっぱいある。そこでもまずOK。

でもやっぱり理想は、ウィルコムPHS＋CORE＋FOMAの端末、言うなればデュアルでなくトリプルウェイとでも言えばいいのかな、そういう端末であるべきよね。
そうすれば例えばだ、来春八戸でその三重端末をとりあえず購入してウィルコムでまず利用すると、それで速度なりエリアなりに満足できねばウィルコムより料金は高くてもFOMAも使えると、そのうちCOREが来たらCOREも選べると、それが理想よね。

ただ実際問題として、難しいなぁと思うのよね。特にW-SIMにそれを全部突っ込んでしまうのは。
まぁデータ端末ならね、W-SIMスロット付ければいけるだろうと思うんだすよ。
でもやっぱりW-SIM、これに入れれるかどうかではものすごい未来が変わってくると思うんです。

もしW-SIMがトリプルウェイ(仮称)になったなら、WILLCOM 03をウィルコム版FOMAで利用とかもできることになると。そしたらたぶんFOMAよりは安くネット定額できるはずだべ。
もちろんウィルコム版FOMAではiモードの利用は出来ないのだろうし、ネットやメール定額はともかく音声定額は難しいのだろうが、それでもなおケータイ業界で実質的に最安(ここでいう最安とは実際に使っての最安)のウィルコムが制限があるにしてもFOMA網で使えるというのはとても意義深いことなんですよ。

そういう意味ではやはりW-SIMで、と思うわけですが、実際にそうなったら消費電力がアホみたいに高くなるだろうなぁ、とか思いつつ、まぁとりあえずいろんな可能性を模索するのは良い事です。というありきたりな結論にいたるおいらでした。