象や鯨はある意味人間と争う立場の生き物だとおらは思っています。

9年ぶりに象牙競売 ナミビアで(Web東奥10/29)

ワシントン条約で取引が禁止されている象牙だが、アフリカ南部ナミビアの首都ウィントフークで28日に競売が行なわれ、7.2トンが落札されたそうな。
これはナミビア、ボツワナ、南アフリカ、ジンバブエに対して政府保有の象牙108トンを1度に限って販売することが承認されたことを受けて行なわれた競売なんだそうな。
リンク先記事で派販売再開に対して環境保護団体などから批判があったことや、象による農作物被害などの地域の問題についても軽く触れてはる。

競売云々はひとまず置いといて、野生動物との共存って難しいよね。
象のような大型動物は当然食べる量も多いわけで、人間が増加したことで森を切り開いて畑にすれば当然衝突は起こるわけだし、そうでなくても環境悪化で食料が乏しくなれば象だって人の傍に食料探しにくるわけだし、ついでに言えば人間が決めた線引きなんて象には関係ないわけですからね。
となると当然人間が駆除する事態も発生してくるわけでして…象には罪は無いかも知れないが、人を守らぬわけにもいかないと、そういう背景があるわけよね。

まぁいささか極論になるのかも知れませんが、おらなんかは象や鯨といった大型動物は、ある意味人間と争う立場にある生き物だと思っているんですよね。
それは食料を奪い合う存在、という意味での争う立場ということです。

象1頭を養えるぐらいの自然があるなら、おそらく人間何十人、へたすりゃ何百人の食料を育む畑などに出来るかも知れないのよね。
でも地球は無限ではない、もうすごい平たく言っちゃえば、人間が増えれば増えるだけ他の動物は減るはずなのよ。科学がすごい発達して自然と完全に分離して生きていけるようならない限りは、人間も込みで地球上で生きていける動物の数というか量には上限があるからね。

そういう意味では、安易に象を保護すればいいというレベルの話しはもはや通用しないとおらは思う。

これは象に限ったことではなく、海では鯨などが増えれば増えるほど人間が食べる魚は減るだろうし逆もまた然りだし、日本国内で言えば猿や鹿や猪や熊と人間とのトラブルも結局は生活圏争いと保護の矛盾に起因しているわけです。

その辺りをふまえて、安易に「動物には罪が無い」というだけではなく、地球上の生態系全てを見渡しながらどうすべきか考えねばならないのではないでしょうかね。
「知能の高い動物を殺すのは」という議論もあるようですが、実際問題知能の高い動物である豚や牛を殺して食べていますからね、人間は。知能云々抜きにしたって、フォアグラなんてガチョウに無理矢理餌食わせて脂肪肝にした代物ですからね、動物虐待と言われても当たり前の食べ物。

その辺りも考え、おらは非情なようだけれども人間のルールに外れた動物は駆除という対応をするしかないと思っています。まぁエゴでしかないけどね、それを否定するなら人を間引くか出産制限をするかしないないです。

という極論を踏まえて、無くなった象さんには申しわけないんども、余っている象牙は有効利用すべきだとおらは思いますよ。
でなければとっとと焼却処分、もしくは海溝にでも投棄して人が利用出来ないようにすべきです。あんなのは使わないで持っていてもトラブルの元ですよ。

コメントを残す