ペットブームなんて無い方が良いとおらはずっと思っています。

イヌ、ネコの致死処分削減の目標設定(デーリー東北3/19)

青森県動物愛護管理推進計画検討委員会が、2008年度からの10年間で犬と猫の致死処分を2006年度の数字でそれぞれ3割減・4割減にまで減らす目標を定めたそうな。
この目標に対して動物愛護団体の委員が「命の問題であり目標が低過ぎる」と同意しなかったそうですが、それ以外のほとんどの委員が賛同したとのことです。

おらね、生き物を飼育する人として、ペットブームは無い方が良いと思っています。
というのものね、生き物は生きているんですよ。
これは当たり前のことだけれども、その当たり前のことが出来ていないツケが環境問題や犬・猫の致死処分などに回っている部分があるからです。

ペットブームはキッカケとしては良いと思います。
今まで生き物を触れ合わなかった人が生き物に興味を持ち、そして飼育しようという気持ちを持つ、このことは素晴らしい事です。

でも実際に生き物を飼うという事は、その生き物の世話をすることなんですよ。それも興味がある時だけでなく、その生き物や子孫が死に絶えるまで延々と飼い続けるということです。
犬や猫なら最低10年、大型のインコやカメなら30年以上、魚だって5年ぐらいは覚悟しておかねばなりません。
また飼育し始めたら途中放棄は出来ません。24時間とは言いませんが、365日毎日世話する時間が必要になります。それが10年とか続くのです。
しかしブームはその部分には触れません、どんなにかわいいか、どんなに魅力的か、そんなところばかりアピールして、実際の飼育の大変さは伝えてはくれません。

だから生き物の飼育を考えている人には、せめて1年後の自分を想像して欲しい。
1年後にも変わらずにその生き物を好きでいられるか、飼育が面倒になってはいないか、捨てることを考えずにいられるのか、それだけでもいいからマジメに考えて欲しい。
そしてもし出来るのであれば、捨てられた生き物も世の中に存在していることも思い出して欲しい。
そういう当たり前のことの延長線上に、生き物を本当に大事にするとか、動物を愛護するとか、そういうことがあるのではないかと私は考えます。

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