イー・モバイル、音声通話サービスを3月28日開始(ケータイWatch2/25)
イー・モバイルが音声サービス開始――“基本料金0円／月、パケット定額1000円／月”からの「ケータイプラン」(ITmedia+Dモバイル2/25)
フルキーボード搭載のHTC製スマートフォン「S11HT」(ケータイWatch2/25)
小型PCライクに使えるスライド＆チルトスクリーン――EMONSTER「S11HT」(ITmedia+Dモバイル2/25)
ワンセグや320万画素カメラ搭載の東芝製「H11T」(ケータイWatch2/25)
Bluetooth対応、広角カメラ搭載のワンセグケータイ――「H11T」(ITmedia+Dモバイル2/25)

イー・モバイルの音声通話サービスの概要が明らかとなりました。
プラン名は「ケータイプラン」、音声基本料金0円と謳っていますが、実際には月の最低支払額が2000円で1000円分の無料通信分(パケット料で通話料ではない)を含むプランであり、2年契約をすることで月の最低支払額が1000円となるプランのようです(それともどっちにしても月最低2000円ってこと？どっちにしても月の端末代と合わせると月2000円になるようです)。
通話料は18.9円/30秒、SMSが2.1円/通、データ通信料は0.042円パケット計算で1000円分まで無料でデータ通信量上限は4980円となるそうな。
サービス開始は3月28日。

データカードと音声端末をセットで契約すると基本料がさらに1000円値引となるらしい。

またオプションプランの「定額パック24(月980円)」を適用すればイー・モバイル間の音声通話を24時間定額で利用でき、さらに固定電話への通話は5.25円/30秒、他キャリアケータイへは9.45円/30秒と格安で利用できる。
ただし無料通話対象はイー･モバイル端末間かつイー・モバイル自社サービスエリア内発信者がイー・モバイル自社サービスエリア内、つまりドコモのローミングサービスエリア発信では無料とならないようで、しばらくの間は無料対象はかなり制限されることが予想されます。

▼追記▼
どうもドコモのローミングを利用するには別途申し込みが必要で、月＋105円掛かるらしい。
またローミングエリアでの通話料は22.05円/30秒、パケット通信料は0.0735円/パケットとのこと。

メールやネット利用にはドコモなどの携帯キャリアと同様にインターネット基本料が必要、名称は「EMnet」、料金は月315円。EMnetに加入すると「emnet.ne.jp」ドメインのメールが利用可能となる。
請求書の発行には別途月157円必要、修理保証となる「故障安心サービス」は月315円。
またMNPも利用可能となるらしい。
▲追記▲

音声端末も発表されており、「EMONSTER」の愛称が付けられたHTC製スマートフォン「S11HT」と、東芝製折りたたみ端末「H11T」が投入されるとのこと。
「EMONSTER」は「HTC TyTN II」の名称で海外で投入されている端末らしく、OSにはWindows Mobile 6 Professional Edition日本語版、液晶は２.８インチQVGAタッチパネル液晶を搭載、横スライドでQWERTY配列のキーボードを引き出すことが可能で、液晶画面が斜めに立ち上がるようです。価格は43980円でご加入アシストにねん適用時で19980円＋1000円×24回払い。
通信は通常のW-CDMA/HSDPAに対応で下り最大3.6Mbps(理論値)となるとのこと。
「H11T」はワンセグ、320万画素AF対応カメラ、Bluetoothなどを搭載した音声端末、ボディカラーはホワイト、ブルー、ピンク、ブラックの4色展開、当面唯一のローミング対応端末となる。価格は33980円でご加入アシストにねん適用時で9980円＋1000円×24回払い。

とりあえず感想、見せ方が上手いね。
まぁ2年契約は今時普通なのでいいとして、基本料0円を謳った辺りはある種ソフトバンクモバイルのやりくちを彷彿させる手法。
これが許されるのであればドコモのバリューコースも「基本料0円」と言っても問題はないかも知れない、ということよね。
受け取り方次第の部分はあるんども、なんとも表現がこうスレスレじゃないかなぁ、と思った。

通話料に関してはまずまず安いですね。
18.9円と言えばホワイトプランより安く、ドコモのタイプSと同じでauのプランSSより安いがプランSより高いぐらい、んでもってウィルコム定額プランよりも高い価格帯。ということでまずまず。

気になる「定額パック24」は、おらにはソフトバンクモバイルのWホワイトとａｕのシンプルプランＬを足して割ったように感じられた。
まぁ無料通話に関しては現状、というか１年ぐらいはあまり意味が無いでしょう、って感じでそんなに間違ってはいないと思う。
仕方が無いことなのでしょうが、イー・モバイル間だけでなくイー・モバイル自社網間って辺りがネックよね。
まぁここは早期の自社網の整備に期待したいところです。

あぁ、今気付いた、
もしかして相手がイー・モバイルだからと電話を掛けても、もしかしたら自分か相手がドコモローミング網かも知れないわけよね。
その辺りの確認はできるんだろうか？　「プププのソフトバンク」じゃないけれども、そういうのがないとこれはユーザートラブルの可能性もある気がする。
その辺りどうなっているのだろう…気になるのう…

ただそれ以外の通話料がとても魅力、固定には5.25円/30秒とのことなので１分辺り10.5円、これは公衆電話から固定に掛けた時ぐらいの低料金でかなりお得。
他キャリアのケータイへも9.45円/30秒とかなり安め、これはドコモ、ａｕそれぞれのＬより安くＬＬよりは高いぐらいの価格設定、これを月1980円で利用できるということであれば悪くないと思います。

パケット料に関しては、まぁ3Gなのでこんなもんでしょうね。
他の3Gキャリアよりは安いがウィルコムよりも高い、実際問題これが限界ではないかと思います。

何にしてもこれでイー・モバイルも音声も含めたケータイキャリアとしてデビューするわけですな。
データ通信とはまた違ったトラフィックが掛かる音声でどういう影響が出るのかが気になりますが、それはそれとして見た目だけじゃないサービス内容の充実をがんばって欲しいなととりあえず思います。

◆追記◆
ドコモのローミングがなんか高いのだとさっき知りました。
なんかあれね、すごいわかり辛いよね。

◆追々記◆
投稿した後にケータイWatchに詳細記事が載ったことを職場で知ったことは内緒で今帰りました…おまけになんかこう投稿した記事が誤字だらけでもう泣けてきた(；ω；

まぁそれはいいとして、詳細がわかるにつれ6割増ぐらいでさらにガッカリしました(当社調べによる)。
仕事しながらモンモンと計算しましたが、「基本料金0円」は単なる言葉のマジックですな。
というかあれだ、こっそり販売方式が変わってますよね。
従来のデータ端末におけるにねんはある意味なウィルコムのW-VLAUE SELECTのような2年契約で端末をかなり安くしますよ方式だったものが、今回の音声端末に関しては結局は端末代をフルに支払うこととなるドコモのバリューコースの割賦払いのような存在になったわけよね。
てことはだ、これを従来のイー・モバイルのにねんに当てはめ、また無料通信分も分離させないとすると、本当の月の基本料金は2000円となるってことね。

なんかこう数字はわかっていたが、内訳を理解するにつれてなんかこう…
イー・モバイルの音声はソフトバンクモバイル並あるいはそれ以上にユーザーにわかり難く、しかも誤解をするように作っているような感さえありますな。
データ通信では真摯にがんばっていただけに、この音声での騙しまがいのプランは正直ちょっと見下げ果てました。
なんかホントに残念です。