ドコモ、新料金プランを発表、タイプSSバリューが月1050円で無料通話分1050円(追記アリ)

新たなご購入方法および料金プランを提供 -携帯電話機ご購入代金のお支払い方法を、お客様が選択可能に-(ドコモ報道発表資料10/26)
ドコモ、端末価格で月額利用料が変わる新販売方式(ケータイWatch10/26)
ドコモ、選べる購入制度を発表――月々安い「バリューコース」、買うとき安い「ベーシックコース」(ITmedia+Dモバイル10/26)

ドコモがドコモ版分離プランに相当すると思われる新料金プランを発表しました。
新しい料金プランは「バリューコース」と呼ばれ、従来の基本料金プランの基本料金部分を1680円安くした形で提供されます。無料通話分はそのままで、基本料割引プランなども従来同様に適用可能。
「タイプSSバリュー」では基本料金が2100円(無料通話分1050円)でファミ割MAX50などを適用すると月1050円で1050円分の無料通話分、一番安いプランでも実質基本料0円となる。タイプS以降で最大割引適用時には基本料金よりも無料通話分が多くなる。
契約は905iシリーズ以降の端末の購入時のみ、端末の購入代金は従来の一括払い以外に分割払い(12回もしくは24回)が選べるそうな。頭金の有無は不明だが、頭金ありでの分割も在り得るような説明がされている。
プラン提供開始は11月26日から。

また905i以降の端末を購入する場合の従来のコースは「ベーシックコース」となるそうな。
全て2年契約前提のプランとなり、代わりに端末代金が15750円割り引かれる。
途中解約金は1ヶ月目で15120円でスタート、2ヶ月目以降630円ずつ引かれていき、 25ヶ月目で630円、25ヶ月目で1260円となる。

いやこれはまた面白い形でドコモがぶつけてきましたな。
au by KDDIは「分離プランにして割引とかも省いたらこうなっちゃうもん!」という分離プラン像を示したのに対し、ドコモは「いや別にハッキリさせればいいんでしょ?だったら端末代は端末代で、料金は料金で払ってもらうまでよ」という分離プラン像を示したわけよね、実に興味深い。

バリューコースでのドコモ方式の割賦販売もまた竹を割ったかのようなあれね。
割引とか絡めないと、もうスッパリと端末代払えと、そういう考えと、ある意味わかりやすい。

また導入可能条件についてもかなりの差がある。
auは新規・機種変時、つまり端末購入時としたのに対し、ドコモは905iシリーズ以降が対象とした。つまり他の機種は従来プランでやるぞということ。
ある意味ではまたわかりやすい、というかドコモ逆ギレでもしているのかと思うかのようなスッパリした感じできましたな。

またドサクサ紛れに、ベーシックコースでは2年契約を必須にした辺りは抜け目ない。
905iシリーズ以降は漏れなくガッツリ端末大回収するぞ! ということね。

そして通話料はそのまま、通話料で回収しているインセ相当分は相変わらずガッツリいただきますと。パケット量も同様と。ある意味auのシンプルコースよりもガメツイです。

見方によっては本当に割引までも省いてしまった感のあるauのシンプルコースの方がより分離プランだなぁと感じるわけですが、auのシンプルコースと違ってバリューコースは見た目上の破壊力があるコースに仕上がっているのがこのドコモの新料金プラン。
ある意味ツーカーの再来のような料金コースですからね、これは驚いた。

ただやっぱり落とし穴は当面905iシリーズのみ対応のプランであることね。
auのシンプルコース同様、本当の意味での分離プランとなる為には、1つの端末を長期利用しているユーザーへの適用を拡大することと、バリューコースにある意味でより適した低廉な端末の開発ができるかどうかが、分離プランが真価を発揮できるかどうかのポイントのように思われます。

まぁでもドコモにしてはがんばった、そう思いました。
そしてソフトバンクモバイルはまた真似っ子よろしく。

◆2007/10/27◆
NTTドコモ新サービス発表を受け、210円安い対抗サービス発表 ~新料金プラン「ブループラン・バリュー」を導入~(ソフトバンクモバイルプレスリリース2007年度10/26)
ソフトバンク、ドコモの新販売方式に追随する料金プラン(ケータイWatch10/26)
ソフトバンクモバイル、ドコモの新料金に準じた「ブループラン・バリュー」を発表(ITmedia+Dモバイル10/26)

ソフトバンクモバイルの真似っ子きました、「ブループラン・バリュー」だそうな。
ドコモのプランよりも210円安く、割引適用後には105円安いそうです。「SSプランバリュー」なら1890円の最大割引適用で945円になると。ついでに1050円分の無料通話付きだと。
待ち受け専用の人はホワイトプランよりもこっちの方が良いかも知れませんね。
と言いたいところですが、余計なところまで真似て端末購入時しか契約できないそうな。そして特別割引額も引かれるそうな(最大15750円引かれるっぽい)。
ホワイトプランとどっちがお得かは使い方次第になるのかな、いやでも新スーパーボーナス前提だと結局高くなる可能性もあるのか。
まぁとりあえず、ソフトバンクモバイルの店員さんがまた苦労することだけは間違いないでしょう、店員さんがんば。

▼参考リンク▼
au、通話料が安いか端末が安いか選べる「au買い方セレクト」発表(みどりうかブログ10/4)
シンプルとフルサポート、どちらがお得か(みどウィル移10/12)
auの新料金プラン、これからの課題(みどウィル移10/7)
auの新料金プラン、その狙いと仕組み(みどウィル移10/7)

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